6.6.2 データ変換のルール

TMA TCP Gatewayは次のデータ変換ルールに従います。

  • CARRAYフィールドは、そのままのバイトの並びで変換されずに渡されます。
  • STRINGおよびCHARフィールドは(必要に応じて)ASCIIからEBCDICに変換されます。
  • SHORTおよびLONGフィールドはそれぞれ、S9(4) COMPS9(9) COMPに変換されます。
  • FLOATおよびDOUBLEフィールドはそれぞれ、COMP-1とCOMP-2に変換されます。

    ノート:

    Oracle Tuxedo製品には、VIEW内に、10進数値をサポートするdec_tという名前のフィールド・タイプがあります。TMA TCP for IMSゲートウェイは、これらのフィールドをマシンに依存しない表現形態であるパック10進数に変換します。たとえば、dec_t(m,n)とすると、S9(2*m-(n+1))V9(n) COMP-3という結果になります。したがって、8,5というサイズの10進数のフィールドはS9(10)V9(5) COMP-3になります

次の表に、Cのデータ型とIBM/370のデータ型との間の変換ルールをまとめています。

リモート・データ型 説明 VIEWのフィールドのタイプ/長さ
PIC X(n) 英数字 string / n
PIC X 英数字1文字 char
PIC X(n) Rawバイト carray / n
PIC 9 1バイト数値 carray / 1
PIC S9(4) COMP 32ビット整数 short
PIC S9(4) COMP 64ビット整数 long
COMP-1 単精度浮動小数点 float
COMP-2 倍精度浮動小数点 double
PIC S9((m+(n+1))/2)V9(n) COMP-3 パック10進数 dec_t / m,n