4.5 リモート・サービスの定義

リモート・サービスは、TMA TCP for IMSのアクセス先のリモート・ゲートウェイから提供されるサービスです。IMSクライアント・トランザクションからは、リモート・ゲートウェイで提供されているサービスに対するリクエストを発行できます。

構成ファイルでは、リモート・サービスを定義する1つ以上のSERVICE TYPE=REMOTE文を使用します。それぞれのSERVICE TYPE=REMOTE文には、ローカル・サービス名(サービスをリクエストするためにIMSクライアント・トランザクションが使用)、リモート・サービス名(リモート・システム上のサービスの呼出しに使用)、およびサービスを提供するリモート・ゲートウェイの論理マシン識別子を定義します。指定した論理マシン識別子に対応するGATEWAY TYPE=REMOTE文を構成する必要があります。

構成ファイルには、1つの(ローカルの)サービス名に対して、それぞれ異なる論理マシン識別子(つまりゲートウェイ)を割り当てたSERVICE TYPE=REMOTE文を複数、指定できます。この場合は、TMA TCP for IMSが、使用可能なサービス・プロバイダにサービスのリクエストを分配するため、ビジーになったときにスループットを最小限に抑えることができます。

この文の例については、「構成ファイルの例」を参照してください