4.4.1 GATEWAY TYPE=REMOTEパラメータの説明

GATEWAY TYPE=REMOTE文で使用するパラメータは次のとおりです。

パラメータ 説明
TYPE (REMOTE,type) リモート・ゲートウェイのタイプを指定します。次のいずれかを指定する必要があります。

TUX - リモート・ゲートウェイはTMA TCP Gatewayゲートウェイです。

IMS - リモート・ゲートウェイはTMA TCP for IMSゲートウェイです。

CICS, tran-id - リモート・ゲートウェイはTMA TCP for CICSゲートウェイです。tran-idには、着信TCP/IP TMAリクエストを処理するようにCICSがスケジュール設定するTMA TCP for CICSトランザクションの1-4文字の名前を指定します。

詳細は、『Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP CICSユーザーズ・ガイド』を参照してください。

CICSCPT - リモート・ゲートウェイは、TCP/IPアクセスにInterlink CPT製品を使用するTMA TCP for CICSゲートウェイです。

LMID logical-machine-id リモート・ゲートウェイを一意に識別するシンボル名(1~16文字)を指定します。論理マシン識別子は、リモート・サービスと特定のリモート・ゲートウェイとの関連付けに使用されます。
HOSTADDR ip-address|hostname リモート・ゲートウェイのIPアドレスを指定します。IPアドレスは、標準的なドット区切りの10進表記法(103.204.79.82)を使用して指定します。ホスト名は1~256文字の文字列として指定し、DNSのエントリと一致していなければなりません。

ノート:

"-"のような特殊文字を使用する場合は、その文字を使用したアドレス名の前後に引用符を付ける必要があります。たとえば、HOSTADDR="SIA-COTS"のようになります
PORT port-number リモート・ゲートウェイとの接続の確立に使用するポート番号(1~32,767)を指定します。
ACCOUNT account-id リモート・ゲートウェイとの接続の確立に使用するアカウントID (1~8文字)を指定します。アカウントIDを使用しない場合は、ACCOUNT=*を指定する必要があります。接続検証のアカウントIDは廃止されています。
PASSWORD password リモート・ゲートウェイとの接続の確立に使用するパスワード(1~8文字)を指定します。パスワードを使用しない場合は、PASSWORD=*を指定する必要があります。接続検証のパスワードは廃止されています。
MAXMSGLEN max-message-length

接続中に送信されるTCP/IPメッセージの最大長(1~32,767)を指定します。

デフォルト値: 2048

SESSIONS min-sessions

TMA TCP for IMSの初期化中に、このゲートウェイで自動的に開始される発信セッションの最小数(10進数、0~32,767)を指定します。それ以上のセッションは、要求に応じてそれぞれ開始されます(セッション数の上限は指定の最大数まで)。

リモート・ゲートウェイの発信セッションの最小数(0より高い数)を指定しておけば、初期化中にそのゲートウェイとの間で自動的に発信セッションを確立できます。このような処理は、テスト用のトランザクションを使用せずに、発信の接続が確立できたかを検証するときに便利です。

デフォルト値: 0

- max-sessions このゲートウェイとの間で同時に確立できるアクティブな発信セッションの最大数(10進数、0~32,767)を指定します。デフォルト値: 1
MULTIPLEX nn|0

ゲートウェイがセッションごとに同時に受信できるメッセージの最大数を指定します。

デフォルト値: 1

IDLETIMEOUT nn|0 リモート・ゲートウェイがセッションを終了するまでの経過時間(秒数)を指定します。セッション数が最小セッション数になるまで、リモート・ゲートウェイはセッションを終了します。

デフォルト値: 0

KEYRINGFILE keyringfilename リモート・ゲートウェイからの着信接続が受け入れられるこのゲートウェイのRACF証明書キー・リング・ファイル名です。キー・リングが他のユーザーに属している(SYSSTC/RINGNAMEなど)場合は、キー・リングとともにuseridを使用してキー・リング名を指定する必要があります。キー・リング名が同じユーザーに属している場合は、そのまま指定できます(RINGNAMEなど)。

ノート:

ユーザーIDとともに使用される場合、このフィールドには特殊文字‘/’のみがサポートされます。その他の特殊文字はサポートされません。
KEYLABEL keylabel リモート・ゲートウェイからの着信接続が受け入れられる、このゲートウェイのRACF証明書キー・ラベル名です。使用するキー・リング・ファイル名に対応するキー・ラベルを指定する必要があります(INT-TESTなど)。

ノート:

  • キー・ラベル名では最大4つの‘-‘がサポートされています。文字値のみがサポートされており、数値はサポートされていません。
  • 既存の構成ファイルのキーワードは使用しないでください(たとえば、IMS、MVSはキー・ラベル名に存在しないようにしてください)

    SSLFLAGがSSL_ONE_WAYとして定義されているが、デフォルト値が指定されていない場合、接続は受け入れられません。したがって、SSLFLAGがSSL_ONE_WAYに設定されている場合、「デフォルト値」フィールドは必須です

SSLFLAG sslflag TCPまたはSSL_ONE_WAYのいずれか。リモート・ゲートウェイからの着信接続は、このゲートウェイ経由で受け入れられます。

ノート:

デフォルト値: このパラメータが指定されていない場合、接続はSSLとして受け入れられません。このフィールドは、SSLを介した接続を定義する場合、必ず使用する必要があります。特殊文字または数字はサポートされていません。