4.4 リモート・ゲートウェイの定義
リモート・ゲートウェイとは、1つ以上のTCP/IP接続を介してTMA TCP for IMSから接続可能なもう一方のOracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイ(TUX、CICSまたはIMS)のことです。リモート・ゲートウェイの定義には、TMA TCP for IMSがリモート・ゲートウェイとの接続に使用するアクセス・ポイントを定義します。
リモート・ゲートウェイはそのIPアドレスとポート番号で定義します。ローカル(IMS)・ゲートウェイが開始する1つ以上の発信TCP/IP接続を同時に受信するゲートウェイとして、リモート・ゲートウェイを定義できます。IMSゲートウェイは発信接続を使用して、IMSクライアント・リクエストをリモート・ゲートウェイに送信し、リクエスト先のサービスが処理できるようにします。
構成ファイルでは、リモート・ゲートウェイを定義する1つ以上のGATEWAY TYPE=REMOTE
文を使用します。それぞれのGATEWAY TYPE=REMOTE
文は、TMA TCP for IMSがリモート・ゲートウェイとの発信接続の確立に使用するIPアドレスとポート番号を定義します。また、GATEWAY TYPE=REMOTE
文は、一意の論理マシン識別子により、リモート・ゲートウェイの識別も行います。
構成ファイルに複数のGATEWAY TYPE=REMOTE
文を記述し、それぞれ別々のリモート・ゲートウェイを定義できます。GATEWAY TYPE=REMOTE
文がない場合、TMA TCP for IMSはリモート・ゲートウェイとの発信接続を確立できないため、IMSクライアント・リクエストを処理できません。
リモート・ゲートウェイとの発信セッションを確立する際に、有効なアカウントIDとパスワードの指定を要求するようにTMA TCP for IMSソフトウェアを構成することもできます。
GATEWAY TYPE=REMOTE
文の例は、「構成ファイルの例」を参照してください