4.3.2 GATEWAY TYPE=LOCALパラメータの説明

GATEWAY TYPE=LOCAL文で使用するパラメータは次のとおりです。

パラメータ 説明
LMID logical-machine-id このゲートウェイ/ポートを一意に識別するシンボル名(1~16文字)を指定します。ノート: 特殊文字はサポートされません
PORT port-number リモート・ゲートウェイからの着信接続を受信するポート番号(10進数、1~32,767)を指定します。TCP/IPアプリケーションによる使用のために予約されている一般的なポート番号の範囲に入らないポート番号を選択してください。
ACCOUNT account-id|* 接続を確立する際にリモート・ゲートウェイから要求するアカウントID (1~8文字)を指定します。アカウントIDを使用しない場合は、ACCOUNT=*を指定する必要があります。接続検証のアカウントIDは廃止されています。
PASSWORD password|* 接続を確立する際にリモート・ゲートウェイから要求するパスワード(1~8文字)を指定します。パスワードを使用しない場合は、PASSWORD=*を指定する必要があります。接続検証のパスワードは廃止されています。
HOSTADDR ip-address|hostname リモート・ゲートウェイからの着信接続を指定のポート番号で受信する際に、このマシンの宛先をIPアドレスとホスト名のどちらにするのかを指定します。IPアドレスはドット区切りの10進表記法(たとえば199.203.45.99)で指定します。ホスト名は1~256文字の文字列として指定し、DNSのエントリと一致していなければなりません。

ノート:

"-"のような特殊文字を使用する場合は、その文字を使用したアドレス名の前後に引用符を付ける必要があります。たとえば、HOSTADDR="SIA-COTS"のようになります

デフォルト値: このパラメータを指定しない場合、接続はネットワーク・インタフェースを介して受信されます。

MAXMSGLEN max-message-length|2048

接続中に受信するTCP/IPメッセージの最大長を指定します。値の範囲は1~32,767です。

デフォルト値: 2048

SESSIONS (startup-sessions,max-sessions)|1 このゲートウェイが同時に受信できるアクティブな着信セッションの最大数を指定します。入力フォーマットは(startup-sessions,max-sessions)で、startup-sessionsは起動時に開始するセッションの数を表し、max-sessionsは同時に受信できるアクティブな着信セッションの最大数を表します。max-sessionsの範囲は0~32,767です。

デフォルト値: 1

IDLETIMEOUT nn|0 ローカル・ゲートウェイがセッションを終了するまでの経過時間(秒数)を指定します。デフォルト値: 0
MULTIPLEX nn|1 このゲートウェイがセッションごとに同時に受信できるメッセージの最大数を指定します。

デフォルト値: 1

KEYRINGFILE keyringfilename リモート・ゲートウェイからの着信接続が受け入れられるこのゲートウェイのRACF証明書キー・リング・ファイル名です。キー・リングが他のユーザーに属している(SYSSTC/RINGNAMEなど)場合は、キー・リングとともにuseridを使用してキー・リング名を指定する必要があります。キー・リング名が同じユーザーに属している場合は、そのまま指定できます(RINGNAMEなど)。

ノート:

ユーザーIDとともに使用される場合、このフィールドには特殊文字‘/’のみがサポートされます。その他の特殊文字はサポートされません。
KEYLABEL keylabel リモート・ゲートウェイからの着信接続が受け入れられる、このゲートウェイのRACF証明書キー・ラベル名です。使用するキー・リング・ファイル名に対応するキー・ラベルを指定する必要があります(INT-TESTなど)。

ノート:

  • キー・ラベル名では最大4つの‘-‘がサポートされています。文字値のみがサポートされており、数値はサポートされていません。
  • 既存の構成ファイルのキーワードは使用しないでください(たとえば、IMS、MVSはキー・ラベル名に存在しないようにしてください)

    SSLFLAGがSSL_ONE_WAYとして定義されているが、デフォルト値が指定されていない場合、接続は受け入れられません。したがって、SSLFLAGがSSL_ONE_WAYに設定されている場合、「デフォルト値」フィールドは必須です

SSLFLAG sslflag TCPまたはSSL_ONE_WAYのいずれか。リモート・ゲートウェイからの着信接続は、このゲートウェイ経由で受け入れられます。

ノート:

デフォルト値: このパラメータが指定されていない場合、接続はSSLとして受け入れられません。このフィールドは、SSLを介した接続を定義する場合、必ず使用する必要があります。特殊文字または数字はサポートされていません。