2.3 Oracle TMA TCP for IMSの初期化の仕組み

TMA TCP for IMSゲートウェイは、OTMAクライアント用の適切なJCLを実行すると(または開始済のタスクとして)起動します。その後に、次の処理が行われます。

  1. ゲートウェイ(ロード・モジュール名はBEATCPI)が、実行中に発行されるすべてのメッセージの書込み先に当たるメッセージ・ログ(通常はディスク・データセットに割り当てられる)を開きます。
  2. メッセージ・ログを開くことができない場合、ゲートウェイはすぐに終了します。デフォルトでは、なんらかのメッセージがSYSOUTデータセットに書き込まれます。
  3. ゲートウェイはテキストの文が記述されている順編成のデータセットから構成情報を取得します。これらの文には、ローカル・ゲートウェイとリモート・ゲートウェイの定義を含む、TMA TCP for IMSの動作環境が定義されています。初期化中になんらかの構成エラーが検出された場合、ゲートウェイはすぐに終了します。