5.3 Oracle TMA TCP for IMSのメッセージ・ログ

TMA TCP for IMS製品では、発行されるすべてのメッセージを記録するためにメッセージ・ログ・データセットが使用されます。通常、メッセージ・ログ(DDNAME=MSGLOG)はディスクのデータセットに割り当てますが、必要に応じて別の宛先(sysout)に割り当てることもできます。

メッセージ・ログは主に履歴的な使用を目的としています。つまり、TMA TCP for IMSアクティビティを事後的に確認するための手段です。メッセージ・ログは、TMA TCP for IMSの実行全体の間、出力用に開いたままになります。その結果、z/OSによるデータセットの配置またはメッセージのバッファリング(あるいはその両方)が原因で、通常、メッセージを(ISPF Browseを使用するなどして)対話的に表示することはできません。

構成ファイル内のSYSTEM文のMSGLEVELパラメータは、ログに書き込まれるメッセージのタイプを制御します。MSGLEVELに4を指定すると、すべての情報メッセージとエラー・メッセージが記録されます。MSGLEVELに2を指定すると、エラー・メッセージのみが記録されます。MSGLEVELに0(ゼロ)を指定すると、ログには何も記録されません。通常の状態では、MSGLEVELに4を指定する必要があります。

TMA TCP for IMS用のJCLのMSGLOG DD文にDISP=MODを記述すると、既存のログにメッセージを追加書きする(つまり、今までのTMA TCP for IMSの実行で記録されてきたメッセージを残す)ことができます。また、DISP=OLDまたはDISP=SHRを記述すると、今までのTMA TCP for IMSのメッセージが記録されていても、ログは上書きされます。