8.1 チャネル/コンテナの概要
チャネル/コンテナ・モデルでは、CICSプログラム間で大量の構造化パラメータ・データを交換するための簡単かつ柔軟なメカニズムを提供する新しいアプローチを導入しています。
コンテナは、プログラム間で情報を渡すために設計された名前付きデータ・ブロックです。プログラムは、相互に任意の数のコンテナを渡すことができます。セットにグループ化したコンテナはチャネルと呼ばれます。チャネルはパラメータ・リストに似ています。
ART CICSでは、チャネル・データの受渡しにFML32
バッファ・タイプを使用し、コンテナ・データの受渡しにCARRAY
を使用します。チャネルおよびコンテナのデコード、エンコードおよびデータ・アラインメントがTMA GWSNAX
に追加されています。GWSNAX
をART CICSと統合すると、ローカルTuxedoとCICSプログラムの間以外に、ART CICSとメインフレームCICSの間でも通信できます。
親トピック: DPLでのチャネル/コンテナのサポート