3.2.2 カスタマイズされた呼出しIDサポートの構成

各Oracle Tuxedo Mainframe Adapter着信呼出しメッセージから、カスタマイズされた呼出しIDを取得できます。CHANNEL/CONTAINER、VIEW、FML32など、多くのバッファ・タイプがこの機能をサポートしています。呼出しIDはフィールドで構成され、構成ファイル内の各呼出しIDに1つ以上のフィールドを配置できます。Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayは、初期化時に構成ファイルをロードして解析し、インバウンド・リクエストをデコードする際に、それに応じて呼出しIDを生成し、この呼出しIDをメッセージに設定します。

呼出しIDの最大長は64バイトです。余分な文字は切り捨てられます。現在の長さに関係なく、末尾のスペースは切り捨てられます。

各フィールドの長さを指定できます。フィールドの最大長さは64バイトです。余分な文字は切り捨てられます。実際の長さが指定より短い場合、スペースが埋め込まれます。

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayに対して環境変数CALLID_FIELDS_CFGおよび呼出しID構成ファイルが正しく設定され、かつSNA GatewayでOracle Tuxedo System and Applications Monitor Plus (TSAM Plus)呼出しパスが有効である場合、呼出しIDがTSAM Plus呼出しパスのECIDフィールドに収集されます。詳細は、Oracle Tuxedo System and Applications Monitor Plusコンソール・ユーザーズ・ガイド呼出しパスに関する項を参照してください。

このサポートを使用するには、次のステップを実行します。

  1. このサポートが有効になるように環境変数CALLID_FIELDS_CFGを設定し、さらに構成ファイルの場所およびフィールド名も指定します。
  2. 構成ファイルCALLFLDSの設定

カスタマイズされた呼び出しIDの構成のサンプルについては、「サンプル」を参照してください。

ノート:

  • この機能にはTSAM Plus (12.1.3.0以上)が必要です。
  • この機能では、VIEWのSTRINGおよびCARRAYのフィールド・タイプのみがサポートされています。フィールド・タイプがCARRAYの場合、TMAはそれを大文字の16進数文字で表し、その長さを倍にします(2文字が1バイトになります)。