5.2.3.3 UBBCONFIGファイルのセキュリティ・パラメータの設定
このファイルのRESOURCESセクションのSECURITYパラメータは、DMCONFIGファイルのSECURITYパラメータと連動し、ATMIローカル・ドメインへのアクセスのOracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAによる制御方法を設定します。このパラメータは次の形式を取ります。
SECURITY = {value} このパラメータのvalueは、次の値に設定できます。
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NONE - セキュリティは実行されません(デフォルト)。
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APP_PW - ローカル・アプリケーションに接続する際、ゲートウェイおよび管理ツールでのパスワード認証を要求します。
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USER_AUTH APP_PWと基本的に同じですが、ユーザーごとに追加の認証が必要になる点が異なります。-
ACL USER_AUTHと基本的に同じですが、サービス名、キュー名およびイベント名について追加のアクセス制御チェックが行われる点が異なります。指定した名前に対するアクセス制御リスト(ACL)が存在しない場合は、アクセスが付与されます。-
MANDATORY_ACL ACLと基本的に同じですが、指定した名前に対するACLが存在しない場合は、アクセスが拒否されます。
UBBCONFIGファイルのSECURITYパラメータ設定は構成しなくても済む場合がほとんどですが、このファイルを確認することでOracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAによるセキュリティ実行方法を理解できるようになります。
このパラメータをNONEに設定した場合は、セキュリティは実行されません。APP_PWに設定した場合は、ローカルATMIドメインの認証サーバーはアプリケーションのパスワードの入力を求めます。USER_AUTH、ACLまたはMANDATORY_ACLに設定した場合は、指定したとおりの限定付きセキュリティが実行されます。
親トピック: ユーザーIDマッピングの構成