11.2 ステップ2: VTAMリソースの定義

  1. VTAM構成にLUを定義します。

    リモートCICSリージョンのLU構成は次のリストのようになり、デフォルトではSYS1.VTAMLISTに配置されます。LU名がこのリモートCICSリージョンに使用されている場合には太字で示しています。

    リスト リモートCICSリージョンのLU構成

    CRMMN3         VBUILD TYPE=APPL
    **LUNAME**     APPL ACBNAME=**LUNAME**,
                   APPC=YES,
                   SYNCLVL=SYNCPT,
                   AUTH=(ACQ,PASS),
                   PARSESS=YES
    *example ACBNAME=( CRMLU80 )

    ノート:

    先頭と末尾に**が付くエントリはすべてプレースホルダです。関連するパラメータで値を指定するか、後続の構成エントリをノートにとっておいてください。これは、後続のすべての事例に該当し、再度言及されることはありません。
  2. リモートCICSリージョンの接続を確認または定義します。

    目的は、CICSリージョンの接続にLUを追加することです。NETNAMEフィールドの値は、「ステップ1: オープン・システムでのART CICSの構成」のシステムAに定義されているLUと一致している必要があります。

    ノート:

    同じプレースホルダが複数のエントリに指定されている場合(たとえば、次のリストの**GROUPNAME**)、一貫性のある値を使用してください。

    リスト リモートCICSリージョンのLU接続の定義

    ADD GROUP(**GROUPNAME**) LIST(**LISTNAME**)
    
    DEFINE CONNECTION(**CONNNAME**)   GROUP(**GROUPNAME**)
           DE(BEA TMA SNA EXAMPLE RDO CONNECTION) 
           ACCESSMETHOD(VTAM)         PROTOCOL(APPC) 
           NETNAME(**LUNAME**) 
           ATTACHSEC(LOCAL)           AUTOCONNECT(NO)
    *example CONNECTION(BEALST)
    *example CONNECTION(BEA)
    *example GROUP(BEACONN)
    *example NETNAME(CRMLU80)
    
    DEFINE SESSION(**SESSIONNAME**)   GROUP(**GROUPNAME**)) 
           CONNECTION(**CONNNAME**) 
           DE(SESSION EXAMPLE)
           PROTOCOL(APPC)             AUTOCONNECT(YES) 
           MODENAME(**SNANAME**)      MAXIMUM(**SESSNBR**,**WINNER**)
    *example SESSION(BEATEST)
    *example CONNECTION(BEA)
    *example GROUP(BEACONN), keep it same as group name in DEFINE CONNECTION 
    statement
    *example MODENAME(SMSNA100)      MAXIMUM(10,5)
  3. 定義済のLUリソースをアクティブ化します。

    SDSFで、次のコマンドを入力します。

    1. SDSFにLOGと入力します。
    2. /V net,id=**Major Node Name**,act,scope=allと入力して、このメジャー・ノードの下に定義されているすべてのLUをアクティブ化します。次の例では、ノード名としてcrmmn3を使用します。
    3. 結果を確認します。次のように、画面にcrmmn3 activeと表示されます