4.2.2 手順2: 配布ファイルのアンロード
TMA TCP for IMS製品は1つのパッケージ(Tuxedo Mainframe Adapter for TCP製品の他のメンバーも同梱)で配布されます。TMA TCP for IMSの配布ファイルは、次のディレクトリ構造のいずれかの下にまとめられています。
- UNIXの場合、ディレクトリは
unixmf
です。 - Windowsの場合、ディレクトリは
ntmf
です。
配布ファイルはパッケージ内にあるため、たいていの場合は、UNIXベースのシステムまたはPCベースのシステムを使用してパッケージ内のファイルにアクセスし、そのファイルをz/OSにファイル転送します。
各サブディレクトリの内容を、z/OSシステムの該当する配布ライブラリに転送します。z/OSシステムへのファイル転送が可能なファイル転送プログラム(FTPなど)などの任意の処理機構を使用します。ファイル転送プログラムには次の機能が必要です。
- テキスト・ファイルでもバイナリ・ファイルでも問題なく転送できること。
- 宛先のライブラリ(PDS)で問題なくメンバーを作成できること。
IBM製のファイル転送プログラム(TCP/IP for z/OSの一部として配布されるFTP)は、これらの要件を両方とも満たします。
パッケージ内の各サブディレクトリ内の各ファイルは、関連付けられたターゲット・ライブラリのメンバーに対応します。たとえば、JCLサブディレクトリのファイル
BEATCPI
は、JCL配布ライブラリのメンバーBEATCPI
に対応します。
ノート:
CONTROL
、INCLUDE
、JCL
およびSOURCE
サブ・ディレクトリ内のすべてのファイルはテキスト・ファイルです。これらのファイルをパッケージからz/OS配布ライブラリの対応するメンバーに転送するときは、テキスト(つまりASCII)モードを指定してください。
MSGCAT
ファイルとOBJECT
サブディレクトリ内のすべてのファイルはバイナリ・ファイルです。これらのファイルをパッケージからz/OS配布ライブラリの対応するメンバーに転送するときは、バイナリ(つまりイメージ)モードを指定してください。
親トピック: TMA TCP for IMSのインストール