2.4.1 TRANSIDの暗黙的添付(アウトバウンド・リクエストのみ)

図2-34 TRANSIDの暗黙的添付(アウトバウンド・リクエストのみ)


TRANSIDの暗黙的添付(アウトバウンド・リクエストのみ)

次のリストでは、上の図に示す暗黙的な添付の処理について説明します:

  1. ATMIサービスでは、DMCONFIGファイルでリモート・サービスとして公開されているサービスTRN1DATAに対してリクエストします。これはCICS/ESAリージョンのSVC1というプログラムに対するDPLリクエストです。
  2. リモート・サービスのタグ名の最初の4文字(TRN1)が抽出され、TRANSIDの起動時にCICS/ESAリージョンに渡されます。このリージョンでは、TRANSIDに対するCICS/ESAリソース定義は必要ありません。
  3. ミラー・トランザクションCSMIがCICS/ESAリージョンに添付され、ミラー・プログラムDFHMIRSが開始されます。このプログラムでは、サービスに対してDTPリクエストが実行されます。
  4. 次に、ミラー・プログラムによって、起動中のTRANSID (TRN1)が添付され、アプリケーション・サービス・プログラムSVC1が起動されます。プログラムはEIBTRNIDフィールドに問い合せ、この値を検索します。