1.6 TMA TCP for CICSスタート・ガイド
次の箇条書きは、TMA TCP for CICSを使用する前に必要な準備作業です。
- MVS TCP/IPがインストールされていて構成済であることを確認します。
- Sockets for CICSインタフェースと付属のリスナーがインストールされていて構成済であることを確認します。リスナー製品は、Sockets for CICSインタフェースに付属しています。
- 付属のリスナーでリスニングするポートとアドレスをMVS TCP/IPの管理者に確認します。Oracle Tuxedo管理者にこの情報を通知し、リモートのTMA TCP Gatewayコンポーネントが、CICS TCP/IPリスナーの場所がどこかを認識できるようにしてください。
- TMA TCP Gatewayがリスニングするポートを確認します。この情報は、サービスの設定を開始する際に必要になります。
- 『Oracle TMA TCPインストレーション・ガイド』に記載されているTMA TCPのインストール手順に従います。
- 管理ツール(「Oracle TMA TCP for CICSの構成および管理」を参照)を使用して、TMA TCPが使用するサービスとリモート・エンドポイントを定義します。このとき、Oracle Tuxedo管理者と相談して、サービスを1つに絞ることをお薦めします。すべてのサービスを1回で設定しようとするのは複雑なタスクですが、サービスを1つに絞って設定方法を学習しておけば、その他のサービスを設定する際に困難はないでしょう。
- 「Oracle TMA TCP for CICSの処理の仕組みの理解」の説明に従って、CICSプログラムのいずれかに
EXEC LINK
文を追加し、データ領域を設定します。 - 整合性に問題が生じないように、サービス名(サービスの内容とOracle Tuxedo側でのサービスの名前)と、各サービスで要求されるデータのレイアウトについて、Oracle Tuxedo管理者に確認するようにしてください。