4.5 発信サービス情報の画面

サービスとは、なんらかの要素で構成される処理に関連付けられる名前です。このような処理としては、銀行取引、航空便の予約、製品の一括注文などがあります。Oracle Tuxedoでは、このような処理に必要なクライアント・プログラムがサービス・リクエストを行います。サーバーと呼ばれるプロセスは、サービス・リクエストに記述されている処理をクライアントのかわりに実行し、その結果をクライアントに戻します。MVSでは、このプロセスは、ブラック・ボックスに対する呼出しと呼ばれることがあります。

TMA TCP for CICSを使用するCICSアプリケーションでは、サービス名はEXEC CICS LINKコマンドのデータ・エリアに渡され、結果はそのデータ・エリアに戻されます。サービスの画面では、サービス名やリモート・サービス名という用語で表現されています。サービス名(たとえばCIC01XXYYZZなど)は、CICS環境側でサービスとして認識されている名称を指し、リモート・サービス名(たとえばWITHDRAWLなど)は、Oracle Tuxedo側でサービスとして認識されている名称を指します。管理を単純にするために、両方の名前を同じにしてもかまいませんが、ネーミング・ルールに合わなければ、別々の名前を使用することもできます。