2.2.4 リクエスタ・プログラムの起動

CICSクライアント・プログラムからリクエスタに対して最初のサービス・リクエストが送信されたときに、リクエスタは自動的に起動されます。その時点で、リクエスタはリモート・エンドポイントの通信を確立し、実行時の情報を格納する専用の制御表を更新して、後続のリクエストがその情報を使用できるようにします。リモート・エンドポイントとの接続がなんらかの原因で切断された場合、リクエスタは自動的に接続を再確立しようとします。構成されている接続の試行回数を超えた場合、そのリクエスタは無効なリクエスタとして扱われます。

ゲートウェイが新しくサービス・リクエストを受信した場合、現行の同時接続数の上限を超えないかぎり、そのサービス・リクエストは受け付けられます。また、構成されている最大接続数に達するか、またはすべてのリクエストが受け付けられるまで、必要に応じて新しく接続が開かれます。