2.2.3.1 BDWNを使用したハンドラの停止

CICSリージョンでBDWNトランザクションを使用する際に、次のパラメータを指定して、様々な方法でハンドラを停止できます。BDWNのコマンド行の構文は次のリストに示すとおりです。

リスト ハンドラに対するBDWNコマンド行構文

BDWN [ALL | CLEANUP | HANDLER I | HANDLER]
BDWN
すべてのハンドラ、リクエスタ、またはその両方を停止します。それは、共有メモリーを割り当てた後に異常終了したため解放されなかった共有メモリーを解放することもできます。BDWNトランザクションのオプション・パラメータの指定内容に応じて、ハンドラをすぐに停止することも、すべてのリクエストの処理が完了してから停止することもできます。デフォルトはALLです。
ALL
すべてのハンドラとリクエスタを停止しますが、受信したすべてのリクエストの処理が完了してから、BDWNトランザクションを実行します。ALLを指定した場合は、共有メモリーも解放されます。
これはBDWNのデフォルトです。
CLEANUP
異常終了したハンドラの共有メモリーを解放します。CLEANUPを指定した場合は、ハンドラとリクエスタは停止しません
HANDLER I
すべてのハンドラをすぐに終了し、異常終了したハンドラの共有メモリーを解放します。このパラメータを指定した場合は、リクエスタは停止しません
HANDLER
すべてのハンドラを停止しますが、受信したすべてのリクエストの処理が完了してから、BDWNトランザクションを実行します。このパラメータを指定した場合は、異常終了したハンドラの共有メモリーを解放します。どのリクエスタも停止しません