データ保持再プロビジョニング: DBシステムとKVM
データ保持再プロビジョニング・プロセスでのDBシステムとKVMの更新に関するFAQをご確認ください。
DBシステムはOracle Linux 7またはOracle Linux 8環境としてリストアされますか?
Oracle Linux 8を使用するベア・メタル・システムの再プロビジョニングが完了した後、コマンドodacli restore-node -dbs
によってすべてのDBシステムが再起動されます。それらのDBシステムでは、Oracle Linux 7が実行されます。コマンドodacli upgrade-dbsystem
を実行して、DBシステムをOracle Linux 7からOracle Linux 8にアップグレードし、Oracle Grid Infrastructureをリリース19.21または21.8にアップグレードする必要があります。
コマンドodacli restore-node -d
、odacli restore-node -kvm
およびodacli restore-node -dbs
を実行するときの実行順序は決まっていますか?
odacli restore-node -d
コマンドを使用してベア・メタル・システムにデータベース・デプロイメントをリストアします。1つ以上のDBシステムに共有CPUプールまたはカスタム仮想ネットワークが関連付けられている場合は、odacli restore-node -db
コマンドを実行する前に、odacli restore-node -kvm
コマンドを実行します。
KVMリストア・プロセスの間にリストアされるのはどのリソースですか?
CPUプール(データベース・リストア・タスクの間にリストアされる、BM CPUプールを除く)、VMストレージ、仮想ディスク、仮想ネットワークおよびVMが、KVMリストア・プロセスの間にリストアされます。
odacli restore-kvm
コマンドを再度実行できますか?
はい。KVMリストア・ジョブが失敗した場合は、そのコマンドを再度実行します。そのリストア・タスクでは、以前にリストアされたリソースはスキップされます。
VMはリストア操作後はどの状態(オンライン/オフライン)になりますか?
VMは、detach-node操作の前と同じ状態になります。
DBシステム内のOracle Grid Infrastructureを変更せずにDBシステムのオペレーティング・システムをアップグレードすることはできますか?
いいえ。Oracle Grid Infrastructureのバージョンは、DBシステム・イメージに関連付けられた、サポートされている最新バージョンのOracle Grid Infrastructureにアップグレードされます。たとえば、Oracle Database Applianceリリース19.21の場合、サポートされているOracle Grid Infrastructureバージョンは、DBシステムが19cだと19.21.0.0.231017、21cだと21.8.0.0.221018です。
様々なDBシステムを並行してアップグレードできますか?
いいえ。DBシステムは順次アップグレードする必要があります。コマンドodacli upgrade-dbsystem
は、完了できなかった場合に再度実行できますか?
はい。このコマンドに失敗した場合は、odacli describe-job -i upgrade-dbsystem_job_id —ecr
の出力を確認します。適切な処置をとり、報告されたエラーを解決します。コマンドを再度実行します。
DBシステムのアップグレード時にDBシステム内のデータベースも更新されますか?
いいえ。データベースは、detach-node操作の前と同じバージョンのままになります。