3.10.4.5 マップ・レイヤーへの事前定義された記号の適用

事前定義済の記号値が含まれる列を使用すると、データ駆動の記号スタイルをマップ・レイヤーに適用できます。

ただし、記号はサポートされている記号セットのいずれかに属している必要があります。Spatial Studioの記号は3つのセットにグループ化され、各セットは記号セットIDによって識別されます(次の表を参照)。

表3-3 記号セット

記号セット 記号セットID
Spatial Studioのデフォルト studio
Oracle Redwoodの記号 oracle-redwood-symbols
エアフィールド airfields

記号名と、それが属する記号セットをデータセットの列に格納してから、この列プロパティを使用して記号をマップに割り当てることができます。

たとえば、次の図に示すように、airportアイコンを使用するとします。

図3-76 記号および記号セット

図3-76の説明が続く
「図3-76 記号および記号セット」の説明

次に、データセット列で記号名としてoracle-redwood-symbols/airportを使用する必要があります。この場合、次のようになります:

  • oracle-redwood-symbols: 記号セットIDです
  • airport: マップ・レイヤーで使用されるアイコンの名前です

次のステップを使用すると、マップ・レイヤーにデータ駆動の記号スタイル設定を適用できます。

この手順では、「アクティブ・プロジェクト」ページに表示されるマップ・レイヤーで、この項で前述した規則に準拠した記号名が含まれる列プロパティがあるデータセットを使用していることを前提としています。
  1. 「レイヤー」リストの「レイヤー」タブで、マップ・レイヤーに対して「メニュー」アイコンをクリックします。
  2. コンテキスト・メニューで「設定」を選択します。
  3. 「スタイル」を構成し、「描画スタイル」として「記号」を選択します。
  4. 「記号」タブの「基本」セクションで、「記号」ドロップダウン・リストから「記号名を含む列」を選択します。
  5. 「列」で、記号名の値が含まれる列を選択します。
    次の図では、データセットでの、記号名変数を使用したマップ・レイヤーのスタイル設定を示します。

    ノート:

    データセット列に不正な記号名がある場合は、それらのデータ点について、マップ・レイヤーに「デフォルト記号」が表示されます。

    図3-77 マップ・ビジュアライゼーションでのカスタム記号のスタイル設定

    図3-77の説明が続きます
    「図3-77 マップ・ビジュアライゼーションでのカスタム記号のスタイル設定」の説明

    記号がマップ・レイヤーに適用されます。