3.7.3 OGC WMS接続の作成

外部OGC (Open Geospatial Consortium) WMS (Web Map Service)サービスへの新しい接続を作成できます。

これにより、マップ・ビジュアライゼーションで使用できるOGC WMSデータセットを作成できます。

WMSサービスまたはサーバーには通常、様々な順序で組み合せることができる多数の個別のマップ・レイヤーが用意されています。使用可能なマップ・レイヤーの詳細リストおよびサポートされている他の多くの重要な機能はすべて、標準のWMS GetCapabilitiesレスポンスを介してWMSサーバーによって通知されます。

新しいWMS接続を作成すると、Spatial Studioは標準のGetCapabilitiesコールを使用して、外部WMSサーバーに対してこのような機能を問い合せます。このような問合せの結果に基づいて、後で、新しいSpatial Studio WMSデータセットの作成時に含める必要がある、必要なWMSマップ・レイヤーを選択できます。

WMS接続を作成する前に、Spatial Studioサーバーがファイアウォールの内側で稼働している場合、「管理」ページの一般パネルを使用してWebプロキシを構成する必要があります。これは、Spatial Studioがサーバー側からWMSサーバー(同じデータ・センター上またはリモートで実行可能)にアクセスできるようにするためです。

次のステップを実行して、OGC WMS接続を作成できます:

  1. 「接続」ページに移動します。
  2. 「接続の作成」をクリックします。
    図3-37に示すように、「接続の作成」ダイアログが開きます。
  3. 接続タイプとして「OGC Webマップ・サービス」を選択し、「次」をクリックします。

    次のように、「接続の作成」ダイアログが開きます:

    図3-40 OGC WMS接続の作成

    図3-40の説明が続きます
    「図3-40 OGC WMS接続の作成」の説明
  4. 接続の「名前」を入力します。
  5. 必要に応じて、「説明」を入力します。
  6. WMSサービスに接続するWMS URLを入力します。
    また、次の点にも注意してください。
    • 「安全ドメイン」リストに「WMS URL」が追加されていることを確認します。
    • WMS URLには、次の2つの形式のいずれかを使用できます:
      • WMS仕様のバージョンが含まれる、完全なGetCapabilitiesリクエスト(1.3.0をお薦めします)。次に例を示します:

        https://nowcoast.noaa.gov/geoserver/observations/weather_radar/ows?SERVICE=WMS&VERSION=1.3.0&REQUEST=GetCapabilities

      • WMSサーバーのベースURL。次に例を示します:

        https://nowcoast.noaa.gov/geoserver/observations/weather_radar/ows

  7. 必要に応じて、WMSバージョンを選択します。
  8. 「OK」をクリックします。
    OGC WMS接続が作成されます。このwmsタイプの接続が「接続」ページに表示されます。

    また、新しいWMS接続には、使用可能なすべてのマップ・レイヤー(WMSサービスによってホストされる)の名前と、メタデータの一部として、GetCapabilitiesレスポンスに基づいたその他多くの情報が格納されます。

  9. 新しく作成した接続を右クリックし、「接続のテスト」を選択して、接続が正常にテストされていることを確認します。