退職従業員を抽出するオプション

従業員が退職した後やさらに最後の通常給与の処理が終わった後であっても、給与において退職従業員の処理および支払は引き続き行われます。

次の日付により、給与で従業員がいつまで処理されるかが決まります。

  • 最終標準支給項目日

  • 最後の標準処理日

  • 最終クローズ日

最終標準支給項目日

従業員がいつまで通常給与の支払いを受けられるかを示す日付。この日付は、従業員の実績退職日です。

最後の標準処理日

従業員の最後の通常給与が処理される日付です。この日付は、従業員が退職する、給与の期間終了日です。

最終クローズ日

従業員へのすべての精算が完了する予定の日付です。この最終クローズ日以降は、その退職従業員に対する支払を処理できなくなります。

デフォルトでは、最終クローズ日は期間の終わり、つまり4712年12月31日に設定されます。この日付は必要に応じて手動で変更できます。たとえば、従業員が6月に退職する場合、従業員の最後の通常給与は6月に処理されます。10月に完全に精算するには、「最終クローズ日」を10月31日に設定します。

ノート: 最終入力日として最終クローズ日が指定されている給与エレメントは、その退職従業員の最終クローズ日まで支払が可能です。たとえば、賞与エレメントの定義で最終入力日が最終クローズ日になっている場合、このエレメントは10月31日まで、賞与の支払いに使用できます。