ADP Workforce Nowの給与インタフェースの概要
ADP-WFNの給与インタフェースを設定するには、給与関係の値セットとオブジェクト・グループを定義します。給与関係の要件を定義したら、従業員を給与に関連付けます。
提供されている「ADP Workforce Nowの給与インタフェースの実行」フロー・パターンを使用して、給与インタフェース抽出プロセスを実行します。
値セットの定義
複数の会社詳細の値セットを作成します。アプリケーションはORA_HRY_PAYROLL_COMPANY_CODE_VALUESET値セットを提供します。
ORA_HRY_PAYROLL_COMPANY_CODE_VALUESET会社コード値セットの値を入力する方法を次に示します:
-
「設定および保守」作業領域で、「値セットの管理」タスクに移動します。
-
ORA_HRY_PAYROLL_COMPANY_CODE_VALUESET値セットを検索して選択します。
-
「値の管理」をクリックします。
-
「値の管理」ページで、「作成」をクリックします。
-
各会社コードを新しい値として入力します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
オブジェクト・グループの定義
複数の給与グループの従業員データを1つのファイルに抽出します。「オブジェクト・グループ」タスクを使用して、給与を単一の抽出でグループ化します。各オブジェクト・グループの抽出プロセスを実行して、グループ化された給与に属するデータを抽出します。同じ方法を使用して、抽出に含まれていない従業員、または再度抽出する必要がある従業員をグループ化します。
給与への従業員の関連付け
Oracle Fusion HCM採用フローを使用した従業員の採用時に、「アサイメント」セクションの「給与詳細」サブセクションで、従業員をマップする必要がある給与を指定します。「給与関係」ページで、新しく採用した従業員をそれぞれの給与に関連付けることができます。
ペイロード・ルール
「ペイロード・ルール」を使用して、ADP Workforce Now統合のための給与インタフェースに必要な属性を構成します。ペイロード・ルールでは、ビジネス・ニーズおよびデータ保護ポリシーのために抽出出力ファイルに含める必須属性の動的な選択がサポートされます。親データ・セットから属性およびデータ・グループを選択および選択解除できます。これは、シード済統合として提供され、ADP Workforce Nowインタフェース要件に特化したものです。
給与転送
従業員を月次給与から隔週給与に転送すると、抽出により新しい給与情報と、関連する雇用と給与のデータがサードパーティ給与アプリケーションに送信されます。
ADP Workforce Nowインタフェース・プロセスの実行
「抽出の送信」タスクを使用して、「ADP Workforce Nowの給与インタフェースの実行」抽出プロセスを実行します。
新しい抽出では次の操作が行われます:
-
データ・セット抽出から重複する属性と廃止された属性の情報を削除します。たとえば、2020年から有効なW-4フォームの計算カード・ページの重複する連邦レベル属性は、抽出に含まれません。
-
銀行および休暇欠勤トランザクションに関連する未使用のデータ・セットを除外します。