プロジェクト・プラン・ベースライン

プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・ライフサイクル中に複数のベースラインを作成し、いずれかをプライマリ・ベースラインとして設定できます。プライマリ・ベースラインを設定し、現在のプロジェクト進捗と比較できます。

また、「プロジェクト・プランの管理」ページのガント・チャートでプライマリ・ベースラインのデータを表示します。

ベースラインを管理するには、「プロジェクト作業プラン・ベースライン・データの管理」権限または「プロジェクト・マネージャ」ロールが必要です。

プライマリ・ベースライン・データを表示する方法を次に示します。

  • ガント・チャートを右クリックし、「ベースラインの表示」をクリックしてベースラインの開始日と終了日を表示します。

  • 「ベースライン期間」、「ベースライン工数」、「ベースライン開始」、「ベースライン終了」、「ベースライン労務費」、「ベースライン経費金額」、「ベースライン労務請求額」などのベースライン関連の列を追加します。

プライマリ・ベースラインを使用して実行できる操作は次のとおりです。

  • プロジェクトの進捗およびパフォーマンスの追跡。

  • 現在のスケジュールとプライマリ・ベースラインのスケジュールのガント・チャートでの比較。

  • 将来の類似プロジェクトを見積もるために、プロジェクト・プランの遅延を特定します。

  • ベースラインの値のレポート作成のためのOracle Transactional Business Intelligenceの使用。

    • Oracle Transactional Business Intelligenceのレポートを使用した、実績値とベースラインの値の差異の追跡。ベースラインのデータを使用してカスタム・レポートを作成する方法については、ベースライン差異分析のサンプル・レポートを参照してください。

    • 「プロジェクト管理 - プランニング・リアルタイム」サブジェクト領域を使用した、分析の作成。

ベースラインの作成

ベースラインを作成するステップは、次のとおりです。

  1. 「プロジェクト・プランの管理」ページを開きます。

  2. 「処理」「ベースラインの設定」をクリックします。

  3. 「ベースラインの設定」ウィンドウでベースラインの名前および説明を入力します。

  4. プライマリ・ベースラインとして設定する場合は、「プライマリとして設定」チェック・ボックスを選択します。

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

ベースラインの管理

「ベースラインの管理」ダイアログ・ボックスでベースラインを管理できます。このダイアログ・ボックスに移動するステップは、次のとおりです。

  1. 「プロジェクト・プランの管理」ページを開きます。

  2. 「処理」「ベースラインの管理」をクリックします。

「ベースラインの管理」ダイアログ・ボックスで、次の操作を実行できます。

  • ベースラインをプライマリ・ベースラインとして設定するには、「処理」列のアイコンをクリックし、「プライマリの設定」を選択します。

  • ベースラインを削除するには、「処理」列のアイコンをクリックし、「削除」を選択します。

  • ベースライン名と説明を編集します。