チャネル営業ユーザーのインポート前の作業
UIでいくつかのチャネル営業ユーザーを作成して設定をテストしたら、残りのユーザーをテキスト・ファイルからインポートできます。
インポートでは、各マネージャのリソース組織が作成され、チャネル営業組織の階層が作成されて、必要なジョブ・ロールおよび抽象ロールがチャネル営業ユーザーにプロビジョニングされます。 インポートを迅速に行うため、Oracleによって提供されるテンプレートをダウンロードできます。
実装プロジェクトの営業ユーザーの作成フォルダから直接、または「設定および保守」作業領域からタスクを名前で検索することにより、様々なインポート・タスクを開くことができます。
次の表に、インポート用テンプレートのダウンロード、サンプル・データの自分のデータへの置換、テンプレートへの追加データの列の追加および新規データのマッピング、データのインポート、インポート結果のテストを含む、チャネル営業ユーザーのインポート・ステップを示します。 また、各ステップのタスク名も示します。
ステップ |
説明 |
タスク名 |
---|---|---|
1 |
Employee Resource Seeded Mapping - Comprehensiveマッピングからテンプレートをダウンロードします。 マッピングを表示するには、従業員リソース・オブジェクトのシード済マッピングを検索します。 |
ファイル・インポート・マッピングの管理 |
2 |
列の順序を維持したまま、テンプレートのサンプル・データを自分のデータに置き換えます。 インポートの値のいくつかはアプリケーションから入手する必要があります。 たとえば、ビジネス・ユニットおよび法的エンティティの名前をアプリケーションの表示どおりに含め、使用するリソース・ロールのコードを含める必要があります。 |
これが、インポート・ファイルで実行するタスクです。 |
3 |
インポート・ファイルの最後の列に、インポートする追加属性を追加します。 たとえば、どのユーザー・レコードからユーザー認証情報を含むEメールを送信するかを制御するには、列にWorkerProfile_SendCredentialsEmailという見出しを追加します。 ユーザーごとにYまたはNの値をインポートすることにより、どのユーザー・レコードによりEメールを生成するかを指定できます。 代表的な例となるユーザーのサインイン情報を取得して、それらのユーザーをテストに使用できるようにします。 たとえば、商談割当と予測をテストするには、各地域営業組織の営業担当およびマネージャとしてサインインします。 予測と目標をテストするには、営業管理者としてサインインできる必要があります。 ユーザーをインポートする場合は、資格証明のEメールを受信するかどうかをインポート・ファイルで指定できます。 |
これが、インポート・ファイルで実行するタスクです。 |
4 |
元のテンプレートに追加の列を追加した場合は、インポートの新しいマッピングを作成する必要があります。 そのためには、事前定義済のマッピングをコピーし、追加のインポート列をコピーに追加します。 |
ファイル・インポート・マッピングの管理 |
5 |
コピーおよび変更したマッピングを使用して、ファイルをインポートします。 |
ファイル・インポート・アクティビティの管理 |
6 |
インポートされたユーザーの検索を有効化します。 |
共存用HCM構成の管理 |
7 |
作成した営業ユーザーの1人としてサインインし、リソース・ディレクトリに移動して、リソース組織をレビューします。 ディレクトリには、リソース階層がグラフィカルに表示されます。 見つけた軽度のエラーを修正し、設定ユーザーとして再度サインインしてユーザーの写真をアップロードできます。 「ユーザーの管理」作業領域では、ユーザー・レコードを検索および編集できます。 |
このタスクは、実装プロジェクトでは使用できません。 かわりに、ナビゲータで「リソース・ディレクトリ」を選択します。 |
従業員リソース・インポート・テンプレート
次の表では、Employee Resource Seeded Mapping - Comprehensiveマッピングのインポート用テンプレートに含まれる列およびこれらの列の値について説明します。
テンプレート・ファイルには、すべての必要なフィールドを含む、インポートする主要な属性とヘッダー行が含まれます。 各列の属性名は、ピリオドで区切られた2つの部分で構成されます。 これらは、インポート・ファイルをアプリケーションの属性にマッピングする際に行った選択に対応しています。
ファイルの列は、Oracleによって提供されるマッピングと同じ順序で並んでいます。 追加の列を追加する場合は、最後の列の後に追加します。
次の表に、テンプレートに含まれる順に列を示し、各属性の値について説明します。 これらの属性の詳細は、docs.oracle.comの営業アプリケーションで使用可能なファイルベース・データ・インポート・ガイドを参照してください。
テンプレートのヘッダー列名 |
インポートする値 |
---|---|
WorkerProfile_BusinessUnit |
サービスのサインアップ時に作成されたビジネス・ユニットの名前を入力します。 この値は、このトピックの説明に従って、「ユーザーの作成」ページの「雇用情報」リージョンの「ビジネス・ユニット」フィールドから取得できます。 |
WorkerProfile_LegalEntity |
作成された法的エンティティを入力します。 この値は、このトピックの説明に従って、「ユーザーの作成」ページの「雇用情報」リージョンの「雇用主」フィールドから取得できます。 |
WorkerProfile_FirstName |
営業アプリケーションに表示する名を入力します。 |
WorkerProfile_LastName |
営業アプリケーションに表示する姓を入力します。 |
WorkerProfile_EmailAddress |
一意のEメール・アドレスを入力します。 次の場合を除いて、初期サインイン認証情報がこのアドレスに送信されます。
これらのオプションは、関連トピックで説明されています。 |
WorkerProfile_ManagerEmail |
マネージャのEメール・アドレスを入力します。 アプリケーションは、このアドレスを使用して管理階層を作成します。 |
WorkerProfile_PersonType |
インポートする就業者のタイプを示します。 従業員であるユーザーを作成しているため、
|
ResourceProfile_RoleCode |
各リソース・ロールの内部コードを入力します。 営業の場合、次の営業リソース・ロール用のコードがOracleによって提供されています。
このトピックの手順に従って、追加のコードを取得します。 |
ResourceProfile_RoleTypeCode |
すべての行に営業リソース・ロールを示す |
ResourceProfile_CreateUserAccount |
常に |
ResourceOrganizationMembership_TreeCode |
常に |
ResourceOrganizationMembership_ParentTreeCode |
常に |
ResourceOrganizationMembership_OrganizationUsage |
常に |
ResourceOrganizationMembership_OrganizationName |
各マネージャのリソース組織の名前を入力します。 一般社員については、この列を空欄にしておきます。 入力した組織名は、UIのリソース・ディレクトリおよびその他の場所に表示されます。 |
ResourceOrganizationMembership_ParentOrganizationName |
個人のマネージャの組織名を入力します。 この入力は、マネージャと一般社員の両方に対して行う必要があります。 名前は、OrganizationNameに入力した名前と正確に一致する必要があるため、大文字とスペースの使用に注意してください。 |
チャネル営業のVision Corporationへの追加
前述のビジネス・ユース・ケースをサポートするため、Vision Corporationのチャネル営業支店を作成する必要があります。
チャネル営業チームのメンバーは次のとおりです。
-
Beth Howard - Global Channel Sales部長
-
Daniel Grayson - US Channel Sales部長
-
Terry Smith - チャネル営業マネージャ
-
Bill Cross - チャネル運用マネージャ
-
Colby Morris - チャネル・アカウント・マネージャ
-
Bonnie Vickers - チャネル・アカウント・マネージャ
-
Ellis Gibson - チャネル・アカウント・マネージャ
次の表に、前述のVision Corporationのチャネル営業支店の各メンバーのResourceOrganizationMembership_OrganizationNameおよびResourceOrganizationMembership_ParentOrganizationNameエントリを示します。
WorkerProfile_FirstName |
WorkerProfile_LastName |
ResourceOrganizationMembership_OrganizationName |
ResourceOrganizationMembership_ParentOrganizationName |
---|---|---|---|
Beth |
Howard |
Global Channel Sales |
Global High Tech |
Daniel |
Grayson |
US Channel Sales |
Global Channel Sales |
Bill |
Cross |
US Channel Sales |
US Channel Sales |
Terry |
Smith |
US Channel Sales |
US Channel Sales |
Colby |
Morris |
US Channel Sales - East |
US Channel Sales |
Bonnie |
Vickers |
US Channel Sales - Central |
US Channel Sales |
Ellis |
Gibson |
US Channel Sales - West |
US Channel Sales |
ビジネス・ユニットと法的エンティティの名前の取得
-
設定ユーザーとしてサイン・インします。
-
実装プロジェクトから「ユーザーおよびロール」タスクを開くか、「設定および保守」作業領域でタスクの名前を検索します。
-
「作成」をクリックします。
「ユーザーの作成」ページが表示されます。
-
「雇用情報」リージョンで、「Personタイプ」として「従業員」を選択します。
-
ファイルのビジネス・ユニットと法的エンティティの値は、「ビジネス・ユニット」リストおよび「法的エンティティ」リストから取得できます。
-
「取消」をクリックします。
リソース・ロールのコードの取得
-
設定ユーザーとしてサイン・インします。
-
実装プロジェクトから「リソース・ロールの管理」タスクを開きます。 または、「設定および保守」作業領域でタスクの名前を検索します。
「リソース・ロールの管理」ページが表示されます。
-
営業のリソース・ロールのリストを取得するには、「ロール・タイプ」リストから「営業」を選択し、「検索」をクリックします。
-
インポートするリソース・ロールごとに「編集」をクリックします。 「ロール・コード」フィールドの値を、ファイルに含める必要があります。