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間隔の有効達成を使用した月次コミッションの計算(補正計算)

この例では、間隔の有効達成に基づいて月次コミッション利益を計算するインセンティブ報酬プランの作成方法について説明します。

• 生成した収益額のパーセンテージを参加者に上限なく支払う

• 製品営業から得た収益額の総合計を計算して、コミッション・レートを特定する

• 間隔の有効達成に基づいてコミッション金額を計算し、以前に計算された金額を調整(補正)する

このシナリオでのプラン・コンポーネントの主な意思決定事項を次にまとめます。

検討する意思決定事項	この例での決定
支払頻度	月次
計算のタイプ	補正
必要なメジャー数とそれらの加重	1メジャー。加重はなし
必要なレート表の数と、各表のディメンション数	レート表は1つ、ディメンションも1つ
レートの適用方法	レートを分割する(段内で固定)

次は、このシナリオでのパフォーマンス・メジャーの主な意思決定事項です。

検討する意思決定事項	この例での決定
アプリケーションでのトランザクションの処理方法	総合計を使用して個別処理
単位	Amount
パフォーマンス間隔	月
計算に目標を使用するか	No
計算にスコアカードを使用するか	No

タスクの概要

「報酬プラン」作業領域で、トップダウン・アプローチを使用してインセンティブ報酬プランを作成します。

1. プランのプライマリ詳細を入力します。

2. プラン・コンポーネントを作成し、追加します。

3. メジャー算式に新しい達成式を含んだパフォーマンス・メジャーを作成し、追加します。

4. プラン・コンポーネントのインセンティブ算式に新しい利益式を定義します。

5. インセンティブ算式とともに使用するプラン・コンポーネントのレート表を作成し、追加します。

報酬プランの作成

生成された収益の比率に基づいて限度枠なしで月次コミッションを支払う報酬プランを作成します。

1. 「報酬プランの管理」の「作成」をクリックします。

2. プランの名前を「No Cap Commission」とします。

3. 四半期の開始日と終了日を入力します。

   ヒント: 報酬プランには常に終了日を指定してください。

4. 「次」をクリックして、「報酬プランの作成: プラン・コンポーネントの追加」ページを開きます。

ステップ1: 報酬プランのガイド付プロセス内でプラン・コンポーネントの作成を開始します。

既存のプラン・コンポーネントを追加するのではなく、プラン・コンポーネントを作成して追加します。 新しいプラン・コンポーネントでは、レート表レートで乗算された累積クレジット金額を使用してインセンティブ支給を計算します。

1. 「プラン・コンポーネント」セクション・ツールバーで、「作成」をクリックします

   1. プライマリ詳細を入力します。

      1. コンポーネントの名前を「Earnings by Rate」とします。

      2. 「インセンティブの計算」フィールドで、「イベントごと」を選択します。

      3. 「インセンティブ・タイプ」フィールドで、「コミッション」を選択します。

   2. 「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: パフォーマンス・メジャーの追加」ページを開きます。

ステップ2: プラン・コンポーネントのガイド付プロセス内でパフォーマンス・メジャーを作成し、追加します。

既存のパフォーマンス・メジャーを追加するのではなく、パフォーマンス・メジャーを作成して追加します。 新しいパフォーマンス・メジャーでは、期間インセンティブ達成を生成済クレジット金額の総合計として特定します。

1. 「パフォーマンス・メジャー」セクション・ツールバーで、「作成」をクリックします。

   1. パフォーマンス・メジャーの名前を「Period Attainment Credit」とします。

   2. パフォーマンス間隔として、「期間(月次)」と入力します。

   3. 「次」を2回クリックします。

   4. クレジット・カテゴリを追加します。 クレジット・カテゴリが存在しない場合は「作成」をクリックして作成し、メジャーに追加します。

   5. 「次」をクリックして、「パフォーマンス・メジャーの作成: メジャー算式の定義」ページを開きます。

      1. 「トランザクションの処理」フィールドで、「個別」を選択します。

      2. 「式名」フィールドで、「新しい式の作成」を選択します。

         1. 式の名前を「Credit Amount」とします。

         2. 「式の構成」セクションの「属性」メニューで、「クレジット」 > 「貸方金額」を選択します。

         3. 「保存してクローズ」をクリックして、「パフォーマンス・メジャーの作成: メジャー算式の定義」ページに戻ります。

         「式名」フィールドには、先ほど作成した式の名前が含まれています。

      3. 「総合計」を選択します。

   6. 「保存してクローズ」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: パフォーマンス・メジャーの追加」ページに戻ります。

ステップ3: 報酬プランのガイド付プロセス内でプラン・コンポーネントの作成を終了します。

1. 「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: インセンティブ算式の定義」ページを開きます。

   クレジット金額の総合計を使用してインセンティブ支給を計算するための算式を作成します。

   1. 「支払頻度」フィールドで、「期間」を選択します。

   2. 「式名」フィールドで、「新しい式の作成」を選択します。

      1. 式の名前を「Earnings by Rate」とします。

      2. 「式の構成」セクションで、利益式Measure result.Period Attainment Credit.ITD Output Achieved * RTRを作成します。

         1. 「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。

         2. 期間達成を生成済クレジット金額の総合計として特定するために先ほど作成したメジャー「Period Attainment Credit」を検索し、選択します。

         3. 「ITD Output Achieved」を選択します。

         4. 「式に追加」をクリックします。

         5. アスタリスク*をクリックします。

         6. 「属性」メニューで、「レート表レート」を選択します。

      3. 「保存してクローズ」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: インセンティブ算式の定義」ページに戻ります。

      「式名」フィールドには、先ほど作成した式の名前が含まれています。

   3. 「補正」を選択します。

   4. リセット間隔は、支払頻度と同じです。

      リセット間隔を変更する場合、間隔は支払頻度(四半期または年)よりも長くする必要があります。 通常、リセット間隔はメジャー間隔と同じです。 たとえば、累計は年間で行い、支払は年累計達成に基づいて月次で行うという場合は、メジャー間隔とリセット間隔を年に設定します。

   5. 「間接クレジットを含める」フィールドで、「すべて」を選択します。

2. 「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: レート表の追加」ページを開きます。

   コミッション支払の計算時に適用するレートを(クレジット金額の総合計に基づいて)特定するためのレート表を作成します。

   1. 次の表のように、各フィールドに値を入力します。

      フィールド	値
      レート表ディメンション	1
      段に達成を分割	Yes
      分割の適用	段内で固定

   2. 「レート表」セクションで、「作成」をクリックします。

      1. レート表に名前を付けます。

      2. 「タイプ」フィールドで、「パーセント」を選択します。

      3. 「レート・ディメンション」セクション・ツールバーで、「作成」をクリックします。

         1. ディメンションに名前を付けます。

         2. 「タイプ」フィールドで、「パーセント」を選択します。

         3. 段セクションで、各段の「自」値と「至」値を追加します(0 -- 10,000、10,000 -- 50,000、50,000 -- 100,000、100,000 -- 9,999,999など)。 最後の「至」値は、使用する可能性がある値よりも十分大きい値にしてください。

         4. 「保存してクローズ」をクリックして、「レート表の作成」ページに戻ります。

      4. 「レートの編集」をクリックします。

         1. 各段のレートを編集します(2.5、5、7.5、10など)。

         2. 「保存してクローズ」をクリックして、「レート表の作成」ページに戻ります。

      5. 「保存してクローズ」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: レート表の追加」ページに戻ります。 作成したレート表は、「レート表」セクションの最初の行にあります。

   3. 「レート・ディメンション入力」セクションの「式名」フィールドで、「新しい式の作成」を選択します。

      1. 式に名前を付けます。

      2. 「式の構成」セクションで、レート・ディメンション入力式Measure result.Period Attainment Credit.ITD Output Achievedを作成します。

         1. 「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。

         2. 期間達成を生成済クレジット金額の総合計として特定するために先ほど作成したメジャー「Period Attainment Credit」を検索し、選択します。

         3. 「ITD Output Achieved」を選択します。

         4. 「式に追加」をクリックします。

      3. 「保存してクローズ」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: レート表の追加」ページに戻ります。

      「式名」フィールドには、先ほど作成した式の名前が含まれています。

   4. すべてのレート・ディメンション入力について、「分割」を選択します。

3. 「保存してクローズ」をクリックして、「報酬プランの作成: プラン・コンポーネントの追加」ページに戻ります。

4. 「保存してクローズ」をクリックして、「報酬プランの管理」ページに戻ります。