プラン・コンポーネントへのパフォーマンス・メジャーの追加に関する考慮事項
同じプラン内の複数のプラン・コンポーネントに同じパフォーマンス・メジャーを割り当てることは避けます。 メジャー結果レコードは必ずクレジット・レコードの数以上になるため、パフォーマンス・メジャーの数を制限します。
同じクレジット・カテゴリと算式を持つ複数のメジャーを同じプラン内に作成することは避けます。 「報酬プラン」作業領域でプラン・コンポーネントにパフォーマンス・メジャーを追加する際には、加重、計算順序および利益基準を設定できます。
加重
加重とは、計算式の中でメジャーが持つ影響力のパーセンテージのことです。 加重を入力する場合は、追加したすべてのパフォーマンス・メジャーの合計加重が100パーセントになる必要があります。
計算順序
依存メジャーが他の基準メジャーの計算結果を参照する場合は、計算順序を設定します。 依存メジャーは、基準メジャーよりも高い計算順序にする必要があります。 プラン・コンポーネントに依存メジャーを関連付ける場合は、必ず基準メジャーも追加して、プラン・コンポーネント設定を完了してください。
たとえば、70パーセントと30パーセントの加重が設定された2つのメジャーの加重達成を計算します。 その達成を使用して、プラン・コンポーネントの利益を計算します。
この表は、この例のメジャーと、それらのメジャーをプラン・コンポーネントに追加する際の加重と計算順序を示したものです。
メジャー |
説明 |
関係 |
加重 |
計算順序 |
---|---|---|---|---|
デスクトップ収益 |
デスクトップ収益達成を計算します |
基準 |
70 |
1 |
ラップトップ収益 |
ラップトップ収益達成を計算します |
基準 |
30 |
1 |
加重収益達成 |
基準収益達成メジャーの加重達成スコアを計算します |
依存 |
0 |
2 |
利益基準
利益基準では、達成と利益の計算で同じクレジット・カテゴリを使用するかどうかや、インセンティブ算式で計算にメジャー達成を使用するかどうかを指定します。
この表は、各利益基準の選択について説明しています。
選択 |
説明 |
---|---|
Yes |
「はい」はデフォルト値です。 プラン・コンポーネントのインセンティブ算式でパフォーマンス・メジャー達成を参照する場合は、この値をそのまま使用します。 式では、インセンティブ支給が計算されます。 トランザクションを個別に処理するパフォーマンス・メジャーを、イベントごとのインセンティブを計算するプラン・コンポーネントに関連付ける場合は、利益基準を「はい」にする必要があります。 |
No |
メジャー算式の結果が利益計算の一部ではなく、レート表への入力である場合は、「いいえ」を選択します。 この場合、パフォーマンス・メジャーは、目標参加者が利益を開始したり、上位の段に移行するために満たす必要がある、ハードルまたは乗数です。 |
利益基準の選択例
この表は、2つのメジャーと、各メジャーの用途、対応する利益基準選択、およびそれぞれの選択理由を説明したものです。
メジャー |
使用 |
利益基準 |
理由 |
---|---|---|---|
サービス目標達成 |
レート表レートを決定するための1ファクタ。 |
No |
達成がレート・ディメンション入力式の一部である。 |
製品ライセンス収益 |
賞与を製品ライセンス収益のパーセンテージとする。 |
Yes |
達成がインセンティブ算式の一部である。 |