参加者のインポート・パラメータ
関係者インポートでは、2つのタイプのパラメータが使用されます: ターゲットおよびフィルタ。 参加者とは、インセンティブ報酬プロセスに関与する個人またはパーティのことを指します。
個人に該当するのは、インセンティブ報酬プランに割り当てられる資格を持った参加者か、インセンティブ報酬管理者(アナリストや報酬マネージャなど)です。 「参加者割当」作業領域の「参加者のインポート」タスクを使用して、参加者をインポートできます。 適格な参加者は、Global Human Resources内の個人か、Trading Community Model内のパーティとしてすでに存在している必要があります。
「参加者のインポート」タスクでは2つのタイプのパラメータを使用できます。
パラメータ・タイプ |
説明 |
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ターゲット |
インポートされた参加者が継承する一連の値です。 たとえば、ビジネス・ユニット参加者値としてVision Operationsを選択した場合、インポートされたすべての参加者はVision Operationsビジネス・ユニットを継承します。 |
フィルタ |
インセンティブ報酬参加者インポートの個人とパラメータを選択するために使用される基準です。 |
ターゲット・パラメータ
ビジネス・ユニット
必須。 インポートされる関係者の宛先インセンティブ報酬ビジネス・ユニットを選択します。
参加者ホーム通貨
このターゲット・パラメータに値がある場合、インポート・プロセスでは、その値を使用して参加者通貨属性が入力されます。 ターゲット・パラメータ値を選択しなかった場合は、「設定および保守」作業領域の「パラメータの管理」タスクを使用して指定した営業通貨が使用されます。
アナリスト名
このターゲット・パラメータに値がある場合は、その値を使用して、インポートされた参加者にアナリストが割り当てられます。 ターゲット・パラメータ値を指定しなかった場合は、参加者をインポートした後、「参加者割当」作業領域の「アナリスト割当の管理」タスクを使用して、参加者にアナリストを割り当てることができます。
ターゲット国
インポート・プロセスでは、パーティに対して定義された国が使用されます。 従業員の場合、国は従業員事業所の値から特定されます。 他のパーティの場合、国はパーティの識別(プライマリ)アドレスから特定されます。 パーティに対して値が定義されていない場合は、ターゲット国パラメータの値が参加者の国属性に入力されます。
アクティブ開始日
このターゲット・パラメータに値がある場合は、その値が、参加者アクティブ開始日と参加者属性有効開始日に入力されます。 ターゲット・パラメータ値を指定しない場合、インポート・プロセスでは、従業員開始日またはパーティ作成日を使用して、参加者アクティブ開始日および参加者属性有効開始日が移入されます。
参加者タイプ
報酬アナリストや報酬マネージャをインポートする場合、参加者タイプは報酬管理者にします。 インセンティブ・クレジットの受取資格を持った個人をインポートする場合は、「参加者」タイプを使用します。 参加者を削除することはできません。 不正なタイプの参加者をインポートした場合は、ソース・ファイルを使用して、参加者割当作業領域の参加者詳細のインポートおよび更新タスクから値を更新できます。
フィルタ・パラメータ
パーティ使用目的
必須。 パーティの使用目的を選択します。 パーティ使用目的は通常、パーティの入力に使用されたアプリケーションによってパーティに割り当てられます。 適格な参加者の典型的なパーティ使用目的は、HR従業員、HR派遣就業者およびパートナ担当者です。
パーティ名
ワイルドカードをサポートしたテキスト入力です。 値を指定した場合、インポート・プロセスではその値が大文字に変換され、'like'比較を使用して、個人とパーティのフルネーム値から値が選択されます。
HCMジョブ
ワイルドカードをサポートしたテキスト入力です。 インポート・プロセスでは値が大文字に変換され、'like'比較を使用して、ジョブに割り当てられた個人がGlobal Human Resources内から選択されます。 有効なジョブ割当は、インポート・プロセスの実行日を使用して検索されます。
国
ワイルドカードをサポートしないテキスト入力です。 値を指定した場合、インポート・プロセスでは、パーティ国が一致するパーティが選択されます。 従業員の場合、国は従業員事業所の値によって特定されます。 他のパーティの場合、国はパーティの識別(プライマリ)アドレスによって特定されます。
開始日
値を指定した場合、インポート・プロセスでは、パーティ使用目的有効開始日が一致するパーティが選択されます。 パーティ使用目的は通常、パーティの入力に使用されたアプリケーションによってパーティに割り当てられます。 割当開始日は、そのアプリケーションによって要求されるか、またはデフォルト値が入力されます。 たとえば、HR従業員パーティ使用目的の開始日は採用日です。 パーティ・センター照会職務ロールに割り当てられたユーザーは、すべてのパーティのパーティ使用目的割当を表示できます。
終了日
値を指定した場合、インポート・プロセスでは、パーティ使用目的有効終了日が一致するパーティが選択されます。
ロール
ワイルドカードをサポートしたテキスト入力です。 値を指定した場合、インポート・プロセスではその値が大文字に変換され、'like'比較を使用して、ロールに割り当てられたリソースが選択されます。 個人は、「ユーザーの作成」ページでリソース・ロールが割り当てられた場合、または従業員リソースをインポートするときに、リソースとして作成されます。 有効なロール割当は、インポート・プロセスの実行日に基づいて検索されます。
ロール・タイプ
ワイルドカードをサポートしないテキスト入力です。 値を指定した場合、インポート・プロセスでは、そのロール・タイプに関連付けられたロールに割り当てられたリソースが選択されます。 個人は、「ユーザーの作成」ページでリソース・ロールが割り当てられた場合、または従業員リソースをインポートするときに、リソースとして作成されます。 ロールは、「設定および保守」作業領域の「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域の「リソース・ロールの管理」タスクを使用してロールを定義する際に、タイプに関連付けられます。
個人番号
ワイルドカードをサポートしないテキスト入力です。 値を指定した場合、インポート・プロセスでは、個人番号の一致する個人がGlobal Human Resources内から選択されます。 個人番号は、個人が入力された時にGlobal Human Resourcesによって生成される一意の識別子です。 取引先コミュニティ・モデルからパーティをインポートする場合、個人番号は使用できず、インポート中に参加者に移入されません。