被選出ルール数
被選出ルール数とは、クレジット処理プロセスで各トランザクションが評価される際に、何個の直接クレジット・ルールが選出されるかを指定する数値です。
被選出ルール数は、正の整数である必要があります。 ルート・レベルの作業から開始して、階層内で最大5レベルまでのウィナー数を定義できます。
例: 直接クレジット・ルールが2つあり、被選出ルール数が1の場合
シナリオ: クレジット処理プロセスで、次の直接クレジット・ルールを使用してトランザクションを評価します。顧客名はEMC、チャネルはDirect、国はUSA、州はCaliforniaです。
ノード・レベル |
ルール名 |
ランク |
資格取得基準と属性値 |
被選出ルール数 |
スコア |
---|---|---|---|---|---|
Root node: Level 0 |
Root Node |
1 |
なし |
1 |
100 |
Branch 1: Level 1 |
Rule 1 |
1 |
Country = USA |
1 |
515 |
Branch 1: Level 2 |
Rule 1.1 |
1 |
State = CA |
1 |
600 |
Branch 2: Level 1 |
Rule 2 |
1 |
Sales Channel = Direct |
1 |
515 |
Branch 2: Level 2 |
Rule 2.1 |
2 |
Customer Like EMC |
1 |
400 |
結果: トランザクションは、次のリーフ・レベル・ルールに一致します。
-
Branch 2: Level 2
-
Branch 1: Level 2
ただし、計算済スコアはBranch 1: Level 2ルールのほうが高く、指定した被選出ルール数は1であるため、Branch 1: Level 2ルールが選出されます。 トランザクションには、Branch 1: Level 2ルールに割り当てられたクレジット受領者が割り当てられます。
例: ルールが2つあり、被選出ルール数が2の場合
シナリオ: 前の例にある、Root Node: Level 0ルールの被選出ルール数を2に更新しました。 クレジット・プロセスでは、前の例の2つのルールを使用して、同じトランザクションが評価されます。
結果: 2つの適格ルールを選出できるので、クレジット・プロセスでは、Branch 2: Level 2ルールとBranch 1: Level 2ルールが選出され、両方のルールのクレジット受領者がトランザクションに割り当てられます。