式ビルダーでの値セット集計関数

ユーザー定義問合せのselect SQL問合せによって提供される値のリストを単一の値に集計する場合は、値セット集計関数を使用します。

この式では、ユーザー定義問合せで値セット集計関数を使用せずに値リストを指定すると、計算プロセスでエラーが発生します。ユーザー定義問合せで値リストが返され、値セット集計関数を使用しない場合、式は有効ですが、利益計算が失敗となります。ユーザー定義問合せの説明には、集計function.This表が必要かどうかが含まれ、値セット集計関数に関する詳細が示されます。

詳細	説明
構文	SUM_VALUE_SET ( ユーザー定義問合せ()* ) COUNT_VALUE_SET ( ユーザー定義問合せ()* ) MAX_VALUE_SET ( ユーザー定義問合せ()* ) MIN_VALUE_SET ( ユーザー定義問合せ()* ) AVG_VALUE_SET ( ユーザー定義問合せ()* ) COUNT_DISTINCT_VALUE_SET ( ユーザー定義問合せ()* )
入力	値リストを返すユーザー定義問合せ(必須)
摘要	これは、SQL集計関数SUM、COUNT、MAX、MIN、AVGおよびCOUNT DISTINCTと同様に機能し、ユーザー定義問合せによって提供される値リストの集計を実行します。計算中に、関連する表検証値セットの値列名テキスト・ボックスに(SQL問合せのSELECT句内で)集計関数が追加されます。
例	ユーザー定義問合せに追加するターゲット問合せ: `SELECT SUM(output_achieved_ptd) FROM cn_srp_per_form_metrics_all` 次の設定ステップを実行します。 UDQ 1というユーザー定義問合せの表検証値セットにこの問合せを作成: `SELECT output_achieved_ptd FROM cn_srp_per_form_metrics_all` 式ビルダーを使用して次の式を追加します(報酬プランの管理の式の管理) : `SUM_VALUE_SET ( UDQ 1 () )` UDQ 1 ()は1000、2000、3000を返し、SUM_VALUE_SET ( UDQ 1 () )は6000を返します。
式の使用方法	既存の集計関数とは異なり、値セット集計関数では、式の使用を間隔ごとまたはグループ化のシナリオには変更しません。そのようにするには、既存の集計関数をユーザー定義問合せに追加します。
例外	ユーザー定義問合せでレコードが返されない場合、その出力はnullになります。このような場合、COUNT_VALUE_SETおよびCOUNT_DISTINCT_VALUE_SETは0を返しますが、SUM_VALUE_SET、MAX_VALUE_SET、MIN_VALUE_SETおよびAVG_VALUE_SETはnullを返します。これらのシナリオを回避するには、ユーザー定義問合せを囲むNVL関数を使用することをお薦めします。

この表は、式とその使用方法の例を示しています。

式	使用方法
`Credit.Credit Amount * COUNT_VALUE_SET ( UserDefinedQuery () )`	これは、イベントごとまたは個々のシナリオで使用できる有効な式です。
`SUM (Credit.Credit Amount) - SUM (UserDefinedQuery ())`	これは有効な式です。間隔ごとまたはグループ化のシナリオに対して式が有効になるように、ユーザー定義問合せを囲むSUMが追加されました。ここでは、ユーザー定義問合せが1つの値のみを返します。そうでない場合は利益計算でエラーが発生します。
`SUM (Credit.Credit Amount) + MAX ( SUM_VALUE_SET ( UserDefinedQuery () ) )`	これは有効な式です。ユーザー定義問合せによって提供される値リストを合計するように、SUM_VALUE_SETが追加されています。間隔ごとまたはグループ化のシナリオに対して式が有効になるように、SUM_VALUE_SETを囲むMAXが追加されています

式

使用方法

Credit.Credit Amount * COUNT_VALUE_SET ( UserDefinedQuery () )

これは、イベントごとまたは個々のシナリオで使用できる有効な式です。

SUM (Credit.Credit Amount) - SUM (UserDefinedQuery ())

これは有効な式です。間隔ごとまたはグループ化のシナリオに対して式が有効になるように、ユーザー定義問合せを囲むSUMが追加されました。ここでは、ユーザー定義問合せが1つの値のみを返します。そうでない場合は利益計算でエラーが発生します。

SUM (Credit.Credit Amount) + MAX ( SUM_VALUE_SET ( UserDefinedQuery () ) )

これは有効な式です。ユーザー定義問合せによって提供される値リストを合計するように、SUM_VALUE_SETが追加されています。間隔ごとまたはグループ化のシナリオに対して式が有効になるように、SUM_VALUE_SETを囲むMAXが追加されています