報酬ゾーン・タイプとゾーンの構成

ゾーンのグループ化に使用される報酬ゾーン・タイプとゾーン・タイプ内のゾーンを構成する方法を次に示します。報酬管理オファリングの「基本給」機能領域で、「報酬ゾーン」タスクを使用します。

報酬ゾーン・タイプの作成

報酬ゾーン・タイプの数は、郵便番号別など、1つまでに制限することをお薦めします。ゾーン・タイプの作成方法は次のとおりです。

ゾーン・タイプの管理ページで、「作成」アイコンをクリックします。
ゾーン・タイプの名前を入力します。
ゾーン・タイプの境界を指定します。
地理を選択します。
「郵便番号」などの適切な地理レベルで、ゾーン作成の許可を選択します。

注意: 選択した地理レベルのスタイルなし書式の住所形式に対して地理検証を有効にする必要があります。そうしないと、この報酬ゾーンの個人の調整済給与範囲は表示されません。地理の管理タスクと地理検証の管理処理を使用します。

ゾーンの作成

1つの住所が1つのゾーンにのみ含まれるようにゾーンを構成します。住所が複数のゾーンに含まれると、ゾーンベースの差分を含む給与変更で、どのゾーンを適用するかを判断できません。このため、差分を適用できなくなります。また、同じレベルのゾーン・タイプのゾーンは、ゾーンの重複を最小限に抑えるか、なくすように構成します。たとえば、ゾーン1が州レベルの場合は、他のゾーンも州レベルで定義します。

ゾーンの作成方法は次のとおりです。

ゾーン・タイプの管理ページで、新しいゾーン・タイプを検索して選択します。ゾーン・タイプをクリックすると、ゾーン・タイプ構成の詳細を含む読取り専用ページが開きます。そのページからゾーンを追加することはできません。
「次」をクリックします。
ゾーン・タイプのゾーンの管理ページで、「追加」アイコンをクリックします。
ゾーンの作成ページで、一般情報を入力します。
地理を新しいゾーンに関連付けます。
1. 「追加」アイコンをクリックします。
2. 地理の追加ダイアログ・ボックスで、追加する地理を検索して選択します。
3. 「保存してクローズ」をクリックします。
4. 関連する地理の開始日をレビューします。地理を関連付けると、開始日は自動的にその時点のシステム日付に設定されます。必要に応じて日付を編集できます。
5. 地理の関連付けが終了したら、ゾーンの作成ページで、新しいゾーンを保存してクローズします。
ゾーン・タイプへのゾーンの追加が終了したら、ゾーン・タイプのゾーンの管理ページで、ゾーン・タイプを保存してクローズします。

郵便番号使用時のベスト・プラクティス

郵便番号が5つ未満の場合は、郵便番号範囲を使用するかわりに、ゾーン定義にコードを直接追加します。たとえば、90009の郵便番号を90009から90009の範囲として追加するのではなく、ゾーンに直接追加します。

報酬ゾーン間で重複する地理や郵便番号範囲を定義しないでください。たとえば、次の郵便番号範囲を定義しました。

91000から91999の範囲のCAの報酬ゾーン1
91111から91729の範囲のCAの報酬ゾーン2

この場合、差分プロファイル・ロジックは91112郵便番号の両方の報酬ゾーンを識別するため、91112の差分は適用されません。

ヒント: 郵便番号のデータ型はCHARであるため、ゾーン範囲は数値ではなく文字範囲として計算されます。たとえば、郵便番号が10から100のゾーンには、11、12、13および14の郵便番号が含まれます。郵便番号20、21、30、31、40、90、99は含まれません。