ワークフォース報酬プランの階層を構成するオプション

同じ個人に対する様々なアクセス・レベルを複数のマネージャに付与するために、1つのワークフォース報酬プランに対して最大3つの階層を構成できます。

ソース

プラン・ワークシートごとに管理者階層およびオプションのレビュー担当者階層を作成するために、ソースを選択します。セカンダリ階層またはレビュー担当者階層を構成しない場合でも、プライマリ階層のソースは選択する必要があります。

ソース・オプション 管理階層の決定方法
プライマリ・マネージャ階層

各個人のアサイメントに関連付けられたプライマリ・マネージャが使用されます

プライマリ・マネージャではなく新しいHCMのポジション管理構造を使用するには、ポジション・マネージャを個人のアサイメントと同期します。その後、このソースを選択します。ポジション・マネージャが変更されたので、マネージャとアサイメントを再度同期化する必要があります。次に、「ワークフォース報酬データのリフレッシュ」プロセスを実行します。

その他のマネージャ階層

各個人のアサイメントに関連付けられた指定済マネージャ・タイプ(プロジェクト、リソース、リージョン・マネージャなど)が使用されます

プライマリ・マネージャのかわりにこの階層を使用するには、選択したマネージャ・タイプが個人のアサイメントに存在することを確認してください。オープン・サイクル中にそのマネージャ・タイプのマネージャが変更された場合、アサイメントを更新する必要があります。次に、「ワークフォース報酬データのリフレッシュ」プロセスを実行します。

Formula 指定した階層決定FastFormulaが使用されます
ポジション・ツリー

指定したポジション・ツリーの構造が使用されます

このソースにより正しい階層を決定するには、ポジション・マネージャを個人のアサイメントと同期化する必要があります。その後、プライマリ・ライン・マネージャ階層を使用します。

部門ツリー 指定した部門ツリーに定義されているマネージャが使用されます

マネージャの欠落

マネージャがいない個人の処理方法を指定できます。使用可能なオプションは、選択したソースによって異なります。

関係の欠落

「ワークフォース報酬サイクルの開始」および「ワークフォース報酬データのリフレッシュ」プロセスのログ・ファイルに関係の欠落を記録できます。このオプションを選択すると、たとえばプラン・マネージャにマネージャがいない場合など、ログ・ファイルに階層の分断が記録されます。または、個人のアサイメントにプライマリ・マネージャがいない場合もそうなります。ワークフォース報酬プランが適切にロールアップされ、適格なすべての個人が含まれるように、階層の分断を修正する必要があります。

デフォルト・アクセス・レベル

マネージャの更新レベルとアクセス・レベルは、デフォルト・アクセス・レベルを選択するか、またはFormulaを使用して決定します。異なるアクセス権をマネージャの様々なセットに設定する場合は、Formulaを使用できます。たとえば、等級M4以上のマネージャのみに更新を許可するFormulaを選択します。これは、ソース階層内の他のすべてのマネージャがアクセスできない指定にもなります。

アクセス・レベルを変更しても階層は変わりません。

注意: 「データのリフレッシュ・プロセスの実行時にデフォルト・アクセス・レベルをリフレッシュ」を選択し、アクセス権が変更された場合、次にリフレッシュ・プロセスが実行されたときに、アクセス権がデフォルトにリセットされます。