レート同期化トランザクション日の給与終了日例外

「等級ステップ・レートの同期化」プロセスでは、トランザクション日を使用して給与開始日が設定されます。

場合によっては、トランザクション日から計算された給与開始日が、その個人が現在のステップまたは等級から外れた日付よりも後になります。このことは、レート同期化詳細の「トランザクション日」が次のいずれかのオプションである場合に発生することがあります。

• 次月の開始
• 次給与期間の開始
• Formulaの使用

計算された日付が移動日よりも後である場合は、アサイメントが処理から除外されます。このプロセスでは、有効日を使用して現在のアサイメントが判断されます。したがって、検出されたアサイメントが、最新の開始日を持つアサイメントではない場合があります。

たとえば、「トランザクション日」が「次月の開始」であるとします。2021年6月1日に、ある個人がステップ2に移動しました。その後、2021年7月15日にステップ3に移動しました。有効日を2021年7月1日にしてプロセスを実行すると、その個人の給与開始日は2021年8月1日に設定されます。また、このプロセスは、有効日を使用して、その個人の現在のアサイメントが6月1日のアサイメントであると判断します。しかし、そのステップのレートで8月1日の給与を更新しても意味がありません。これは、8月1日にはステップ2にないためです。したがって、6月1日のアサイメントは処理から除外されます。有効日を2021年7月15日以降にしてプロセスを実行すると、その個人の7月15日のアサイメントのレート値が更新されます。