国およびロールに基づいたデフォルト処理
処理が国およびロールに基づいてデフォルト設定される場合、デフォルト設定は次の表の順序に基づいて導出されます。
評価順序 | 国が処理用に構成されているか | ロールが処理用に構成されているか | デフォルト処理の導出方法 |
---|---|---|---|
1 | いいえ | いいえ | 処理に国およびロールが構成されていない場合、処理値リスト(処理名でアルファベット順にソート)の最初の処理がデフォルト設定されます。 |
2 | はい | はい | 処理が要求者のロールおよび就業者の雇用主国と一致する場合、処理値リスト(処理名でアルファベット順にソート)の最初の処理がデフォルト設定されます。 |
3 | はい | いいえ | 処理が就業者の雇用主国と一致する場合、処理値リスト(処理名でアルファベット順にソート)の最初の処理がデフォルト設定されます。 |
4 | いいえ | はい | 処理が要求者のロールと一致する場合、処理値リスト(処理名でアルファベット順にソート)の最初の処理がデフォルト設定されます。 |
次のシナリオでは、アプリケーションによって、処理値リスト(処理名でアルファベット順にソート)の最初の処理がデフォルト設定されます。
- 構成済処理の国とロールの間に一致がありません。
- 国は一致しますが、ロールが一致しません。
- ロールは一致しますが、国が一致しません。
ノート: すべてのシナリオで、処理は、雇用フローで許可されている処理タイプのコンテキスト内で導出されます。
結果の処理リストは、処理名でアルファベット順にソートされて表示されます。
退職フローについて、アプリケーションによってデフォルト処理が導出される順序を次に示します。
- 自己都合として構成された処理には、表の評価順序1から4を使用します。
- 会社都合として構成された処理には、評価順序1から4を使用します。
- 一致するものが見つからない場合は、自己都合処理の処理リスト(処理名でアルファベット順にソート)の最初の処理がデフォルト設定されます。
- 一致するものが見つからない場合は、会社都合処理の処理リスト(処理名でアルファベット順にソート)の最初の処理がデフォルト設定されます。
順序に基づいて処理がデフォルト設定される方法の例
例1:
処理 | 国 | ロール |
---|---|---|
採用 | Null | Null |
代理 | インド | HR担当者インド |
休暇 | アメリカ合衆国 | Null |
失踪 | Null | HR管理者 |
ローカル異動 | イギリス | HR担当者イギリス |
例1では、ユーザーが就業者トランザクションを実行すると、これは国およびロールのないグローバル処理であるため、「採用」処理がデフォルト設定されます。
例2:
処理 | 国 | ロール |
---|---|---|
代理 | インド | HR担当者インド |
休暇 | アメリカ合衆国 | Null |
失踪 | Null | HR管理者 |
ローカル異動 | イギリス | HR担当者イギリス |
例2の場合、次の表はデフォルト処理を示しています。
ユーザー | 就業者国 | ユーザー・ロール | デフォルト処理 |
---|---|---|---|
Vijay Singh | インド | HR担当者インド | 代理 |
Boris Klose | アメリカ合衆国 | HR担当者アメリカ | 休暇 |
Stefan Anderson | スウェーデン | HR管理者 | 失踪 |
Donna Paulson | フランス | HR担当者フランス | 失踪 |
Donna Paulsonの場合、「失踪」処理がデフォルト設定されていますが、その処理値は処理値リストに表示されません。ユーザーが値リストの値を変更した場合、「失踪」処理値を入力できません。