処理事由

オプションで、主に分析およびレポートの目的で役立つ事由を処理に関連付けることができます。

たとえば、退職の一般的な処理に、自己都合による退職や会社都合によるレイオフなどの事由を設定できます。処理および事由の詳細は、従業員退職レポートで表示できます。ライン・マネージャは、既存および履歴の退職データに基づいた、自己都合で退職する可能性がある就業者に関する予測を表示できます。

予測を生成するプロセスでは、処理および事由データを使用して、退職が自己都合または会社都合のいずれであるかを識別します。就業者に報酬を割り付ける際、マネージャは、報酬割付のタイプまたは事由の識別に役立つ処理事由のリストから選択できます。

独自の処理事由を作成するには、ホーム・ページの「自分のクライアント・グループ」→「ワークフォース・ストラクチャ」で「処理事由」クイック処理を使用します。

処理事由の作成時に、コード、名前および摘要を指定できます。処理事由の開始日と終了日は、アプリケーションによってそれぞれ1951年1月1日および4712年12月31日として内部的にデフォルト設定されているため、指定できません。処理を作成するときに、処理事由を作成できません。

処理の作成時または更新時に、処理事由を処理に関連付けることができます。処理事由を処理に関連付ける際、次のことを実行できます。
  • 処理および処理事由を関連付けることができる国を選択します。
  • 就業者トランザクション中に処理事由を表示できるロールを選択します。
  • 処理事由を処理に関連付けておく期間(開始日および終了日)を選択します

ビジネス・ニーズに応じて、同じ処理事由を複数の処理または特定の処理に関連付けることができます。これにより、処理事由リストがグローバルになり、複数の処理事由を作成する手間を減らすことができます。

処理事由に選択する国は、処理に選択した国の1つと一致する必要があります。

国およびロール固有の処理および処理事由

処理および処理事由を構成するときに、必要な国またはロールを選択することで、雇用ページで処理および処理事由を国固有またはロール固有にすることができます。構成後、雇用ページには、就業者の雇用主国またはログイン・ユーザーのロールに固有の処理および処理事由が表示されます。

雇用関連処理のデフォルト・アサイメント・ステータスを設定できます。これを行うには、アサイメント・ステータスに関連付けられているすべての国が、処理タイプに関連付けられている国と一致することを確認します。構成後、選択した処理タイプのアサイメント・ステータスが雇用ページにデフォルト設定されます。

ノート:
  • 処理および処理事由をグローバルにし、国またはロールに固有にしない場合は、国またはロールの値を選択しないでください。空白値は、すべての国に処理または処理事由が適用されることを示します。
  • 処理事由に選択した国およびロールは、その処理の国またはロールの1つと一致する必要があります。