年功起算日を移行するプロセス
「年功起算日のバージョン3に移行」プロセスを実行して、年功起算日データを以前のバージョン(V1またはV2)から新しいバージョン(V3)に移行します。プロセスをスケジュールして実行するには、「スケジュール済プロセス」作業領域を使用します。
プロセスを1回のみ実行して、年功データをV1またはV2からV3に移行できます。
V3への移行後にV1またはV2にロールバックする場合は、「V3からV2/V1に移行 - 訂正」診断テストを修正します。詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の『Self-Service Data Integrity Framework for Employment Flows - Part 1』(文書ID 2548287.1)の文書の「Migrate from V3 to V2 or V1 - Correct」の添付を参照してください。
プロセスの実行時の処理
V1からV3への変換: V1年功起算日には、企業および雇用主の採用日と年功起算日のみが表示され、年功ルールは構成されません。プロセスを実行して年功データをV1からV3に移行するときに、アプリケーションによって次の年功ルールが自動的に作成されます。
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雇用主年功起算日 - 雇用関係レベル - 移行
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企業年功起算日 - 個人レベル - 移行
プロセスでは、「雇用関係」ページで年功起算日が非表示になり、V1年功起算日の移入が停止されます。ただし、アプリケーションではV1年功起算日の値が保持されます。V1年功起算日の調整済の値がある場合は、V3年功ルールの対応する調整が自動的に作成されます。そのため、結果の年功起算日の値はV3で同じになります。雇用情報UIの年功起算日リージョンには、V1年功起算日ではなくV3年功起算日が表示されます。V3への移行後は、PER_SENIORITY_DATES_F表で年功データが保守され、PER_PERIODS_OF_SERVICE表はV1年功起算日の保守に使用されなくなります。
V2からV3への変換: V2では、様々なレベルで年功ルールを構成できます。プロセスを実行して年功データをV2からV3に移行するときに、アプリケーションによってV2年功ルールが自動的にV3に変換され、年功起算日が保持されます。V3年功起算日の拡張構成オプションは、「年功起算日の構成」ページで使用可能になります。年功起算日は、PER_SENIORITY_DATES表ではなくPER_SENIORITY_DATES_F表に移入されるようになりました。新しい年功起算日は「年功起算日」ページに表示されます。
プロセス・パラメータ
「年功起算日のバージョン3に移行」プロセスでは、「年功データ移行元」パラメータが使用されます。このパラメータは、現在のアプリケーション設定に基づいて、年功起算日データをV1とV2のどちらから、あるいはその両方からV3に移行するかを示します。
パラメータ |
プロセス結果 |
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V1年功から非累計V3年功 |
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V2年功から累計V3年功 |
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V2年功から非累計V3年功 |
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V1およびV2年功から非累計V3年功 |
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V1から非累計およびV2から累計V3年功 |
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