HCMデータ・ローダー・ステージ表の保守

このトピックでは、ステージ表のステータスを表示して、データ・セットを即時に削除するか、または定期的な削除要求をスケジュールすることによって、HCMデータ・ローダーのステージ表を保守する方法について説明します。

ステージ表のステータスを確認する方法

次のステップに従って、ステージ表の満杯状況を確認します:
  1. 「データ交換」作業領域で、「ステージ表データの削除」をクリックします。

  2. 「使用済ステージ表キャパシティ」セクションの値を確認します。
    hdl_maintain_stage_tables

    このパーセントは、ステージ表に残っている容量を把握するのに役立ちます。この値に基づいて、データ・セットの削除を決定できます。

「データのインポートおよびロード」ページでの1つのデータ・セットの削除

「データのインポートおよびロード」ページでステージ表から1つのデータ・セットを削除するには、次のステップに従います。

  1. 「データ交換」作業領域で、「データのインポートおよびロード」を選択します。

  2. 削除するデータ・セットを検索して選択します。

  3. 「検索結果」セクションで、選択したデータ・セットの「削除」アイコンをクリックします。

    ノート: 保護されたデータ・セットを削除できるのは、HCMデータ・ローダーの保護されたデータ・セットの削除機能セキュリティ権限がある場合のみです。
  4. 「スケジュール要求」ダイアログ・ボックスで、「ソース・ファイルの削除」パラメータを「はい」に設定し、Oracle WebCenter Contentサーバーからソース・ファイルを削除します。

    ノート: ソース・ファイルを削除しなくても、ステージ表からデータを削除できます。「ソース・ファイルの削除」パラメータを「はい」に設定してこのデータ・セットをロードした場合、このソース・ファイルはすでに削除されています。この場合、「スケジュール要求」ダイアログ・ボックスで「はい」を選択しても何も影響はありません。
  5. 「送信」をクリックします。削除プロセスのIDが表示されます。

  6. 「OK」をクリックして、「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。

「ステージ表データの削除」ページでの複数のデータ・セットの削除

ステージ表から1つ以上のデータ・セットを即時に削除できます。または、定期的な削除プロセスをスケジュールすることもできます。次のステップを実行します。

  1. 「データ交換」作業領域で、「ステージ表データの削除」を選択します。

  2. 「ステージ表データの削除」ページで、削除するデータ・セットを識別するためのフィルタ基準を設定します。次の表は、主な基準を示しています。

    フィールド

    摘要

    最終更新以降の日数

    データ・セットの最後の更新日以降の日数を指定します。たとえば、直近の週に更新されなかったすべてのデータ・セットを識別するには、このフィールドを7に設定します。デフォルト値は30、最大値は60、最小値は1です。

    タイプ

    次のいずれかを選択します。

    • 標準

    • 拡張

    拡張保持データ・セットの削除に必要な追加の権限(HCMデータ・ローダー拡張保持データ・セットの削除)がないかぎり、このフィールドは非表示になります。

    作成者

    データ・セットを作成したユーザーのユーザー名を入力します。

    ファイル・タイプ

    次のいずれかを選択します。

    • 圧縮DATファイル

    • スプレッドシート

    インポート・ステータス

    ステータスを選択します。たとえば、正常にインポートされたデータ・セットをリストするには、「成功」に設定します。

    データ・セット

    特定のデータ・セットを指定します。

    ロード・ステータス

    ステータスを選択します。たとえば、正常にロードされたデータ・セットをリストするには、「成功」に設定します。

    コンテンツID

    Oracle WebCenter Content IDを入力します。

  3. 指定した基準に一致するすべてのデータ・セットを削除する手順は、次のとおりです。

    1. 「処理」→「削除の予定」をクリックします。

    2. 「スケジュール要求」ページの「パラメータ」タブに、「ステージ表データの削除」ページのデータ・セット基準が表示されます。「スケジュール要求」ページではこれらの値を編集できません。

      ヒント: データ・セット基準を変更するには、「ステージ表データの削除」ページでデータ・セット基準を編集し、結果をレビューして、「処理」→「削除の予定」を再度クリックします。「処理」→「削除の予定」をクリックする前に、検索結果をリフレッシュする必要があります。そうしないと、「スケジュール要求」ページの「パラメータ」タブのパラメータが更新されません。
    3. デフォルトでデータ・セットのソース・ファイルがOracle WebCenter Contentサーバーから削除されます。ソース・ファイルを保持するには、「ソース・ファイルの削除」パラメータを「いいえ」に設定します。

    4. 「送信」をクリックします。削除プロセスのIDが表示されます。

  4. 指定された基準に一致するすべてのデータ・セットに対して定期的な削除プロセスをスケジュールするには:

    1. 「ステージ表データの削除」ページで「処理」→「削除の予定」をクリックします。

    2. 「実行」「スケジュールの使用」に設定します。

    3. 削除プロセスの頻度を指定します。たとえば、直近の7日間更新されなかったすべてのデータ・セットを削除するには、週次で実行するようにプロセスをスケジュールできます。

    4. 開始日と終了日を入力します。

      ノート: 開始日が明日の日付である場合、プロセスは明日実行された後、終了日まで指定された間隔(週次など)で実行されます。開始日が本日の日付である場合、プロセスは頻度が週次であると仮定して、1週間後に初めて実行されます。
    5. 「送信」をクリックします。

削除プロセスのステータスをレビューするには、「ステージ表データの削除」ページの「処理」→「プロセスのレビュー」をクリックします。「最近のプロセス」ページで:

  • プロセスの処理アイコンをクリックして「パラメータ」を選択すると、プロセスのパラメータを表示できます。プロセスでスケジュールが作成された場合、「パラメータ」ダイアログ・ボックスにはスケジュールの詳細も表示されます。スケジュール済プロセスは、プロセス名の前にあるアイコンで識別されます。

  • スケジュール済プロセスのスケジュールを取り消すには、プロセスの処理アイコンをクリックして「スケジュールの取消」を選択します。

  • 定期的な削除要求は、「待機」ステータスの親プロセスとともに「最近のプロセス」ページに表示されます。親プロセスは、スケジュールされた削除要求ごとに子プロセスを開始します。親プロセスのIDが「スケジューリング・プロセスID」列に表示されます。

  • プロセスのログ・ファイルに要求パラメータが含まれ、削除されたデータ・セットが示されます。ログ・ファイルにアクセスするには、プロセスの処理アイコンをクリックして「ログ」を選択します。

スプレッドシート・データ・セットの削除

「ステージ表データの削除」ページで「ファイル・タイプ」「スプレッドシート」に設定した場合、検索結果にはスプレッドシート・データ・セットが含まれます。これらのデータ・セットをHCMデータ・ローダー・ステージ表から削除できます。ただし、スプレッドシート・データ・セットは、HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表に残ります。そのため、これらのスプレッドシート・データ・セットは、HCMデータ・ローダー・ステージ表から削除した後も、引き続き編集およびアップロードできます。このようなスプレッドシートは、次に保存またはアップロードしたときに、HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表から再ロードされます。両方のステージ表からスプレッドシート・データ・セットを削除するには、「スプレッドシート・ステージ表データの削除」タスクを使用します。