SET命令
SET命令は.datファイルではオプションとなり、弁別子がありません。SET命令を使用して、これらの命令が含まれるファイルのデフォルト処理を変更します。
任意の数のSET命令を.datファイルに含めることができますが、最初のMETADATA行の前に配置する必要があります。このトピックでは、どのようなときにSET命令を使用するかについて説明します。
この表は、SET命令とそのデフォルト値を示しています。
命令 |
デフォルト値 |
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該当なし |
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縦棒( |
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バックスラッシュ( |
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N |
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N |
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ノート: ファイルのイベントを有効にすると、ロードにかかる時間が長くなることがあります。
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ノート: データ・セットの保持期間を延長すると、処理後にステージング表データがプライマリからセカンダリ・ステージング表に移動されるため、ロードにかかる時間が長くなります。
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SET命令の説明
この項では、すべてのSET命令とその説明をアルファベット順のリストで示します。
SET CALCULATE_FTE
Worker.datファイル内のすべての就業者アサイメントについて常勤換算(FTE)値の自動計算を要求するには、SET CALCULATE_FTE
命令を含めます。たとえば:
SET CALCULATE_FTE Y
SET CREATE_DEFAULT_WORKING_HOUR_PATTERN
Worker.datファイル内のすべての就業者アサイメントについてデフォルトの勤務時間パターンの自動作成を要求するには、SET CREATE_DEFAULT_WORKING_HOUR_PATTERN
命令を含めます。たとえば:
SET CREATE_DEFAULT_WORKING_HOUR_PATTERN Y
SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS
デフォルトでは、これらのプロセスは、就業者をロードした後に自動的に実行されます。
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マネージャ階層のリフレッシュ
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個人検索キーワードの更新
「マネージャ階層のリフレッシュ」が自動的に実行されないようにするには、Worker.datファイルにこのSET命令を含めることができます。
SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS RefreshManagerHierarchy
「個人検索キーワードの更新」が自動的に実行されないようにするには、Worker.datファイルにこのSET命令を含めることができます。
SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS UpdatePersonSearchKeywords
デフォルトでは、HCMポジション階層をロードした後、FlattenPositionHierarchyプロセスが自動的に実行されます。FlattenPositionHierarchyが自動的に実行されないようにするには、PositionHierarchy.datファイルにこのSET命令を含めます。
SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS FlattenPositionHierarchy
SET INVOKE_POST_PROCESS
命令を使用できます。SET ENABLE_AUDIT_DATA
HCMデータ・ローダーを使用してロードされたオブジェクトの監査は、「監査データ使用可能」構成パラメータを使用して、企業に対して有効または無効にします。このSET命令を含めることで、個々の.datファイルの企業設定を上書きできます。たとえば、企業に対して監査が有効になっている場合は、個々の.datファイルに対してこれを無効にできます。
SET FILE_DELIMITER
この命令を使用して、デフォルトのファイル・デリミタである縦棒(|)を変更します。たとえば、これをカンマに変更するには、次の命令を含めます。
SET FILE_DELIMITER ,
最大で10文字の新しい値を指定できます。
SET FILE_ESCAPE
この命令を使用して、デフォルトのファイル・エスケープ文字であるバックスラッシュ(|)を変更します。たとえば、これを等号(=)に変更するには、次の命令を含めます。
SET FILE_ESCAPE =
最大で10文字の新しい値を指定できます。
SET EXTEND_DATA_SET_RETENTION
デフォルトでは、すべてのデータ・セットは、最後に更新されてから最大30日後に自動的かつ完全に削除されます。検証するデータをロードする場合、またはロールバックする必要がある場合は、この命令を使用してデータ・セットの保持期間を延長できます。
この命令は、検証またはロールバックをサポートするビジネス・オブジェクト・ファイルでのみ指定します。検証またはロールバックをサポートする複数のビジネス・オブジェクト・ファイルを指定する場合、この命令を指定する必要があるのは一度のみです。
SET EXTEND_DATA_SET_RETENTION Y
SET FILE_NEWLINE
この命令を使用して、デフォルトのファイル改行文字であるn
を変更します。たとえば、これを文字列newline
に変更するには、次の命令を含めます。
SET FILE_NEW_LINE newline
最大で10文字の新しい値を指定できます。
SET INVOKE_POST_PROCESS
デフォルトでは、これらのプロセスは、就業者をロードした後に自動的に実行されます。
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マネージャ階層のリフレッシュ
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個人検索キーワードの更新
デフォルトでは、HCMポジション階層をロードした後、FlattenPositionHierarchyプロセスが自動的に実行されます。
このようなプロセスが自動的に実行されないようにするには、関連する.datファイルにこのSET命令を含めることができます。
SET INVOKE_POST_PROCESS N
SET PURGE_AUDIT_DATA
この命令を使用して、.datファイル内のオブジェクトの監査データをパージします。この機能は主に、就業者レコード内の個人を識別可能な情報の監査レコードを削除することを目的としています。
次の命令の両方を1つの.datファイルに含めることはできません。
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SET ENABLE_AUDIT_DATA Y
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SET PURGE_AUDIT_DATA Y
ロードされたオブジェクトの監査が企業に対して有効になっている場合は、監査データをパージしているすべての.datファイルでこれを無効にする必要があります。つまり、次の命令を含めます。
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SET ENABLE_AUDIT_DATA N
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SET PURGE_AUDIT_DATA Y
SET PURGE_FUTURE_CHANGES
有効日コンポーネントを含むビジネス・オブジェクトを作成する場合は、この命令をファイルの先頭に含めます。
SET PURGE_FUTURE_CHANGES Y
この命令により、有効日メンテナンス・モードが「置換」に設定されます。デフォルト・モードであるこのモードでは、既存のすべてのデータが.datファイルの内容に置き換えられます。
有効日コンポーネントを含むビジネス・オブジェクトを更新する場合は、この命令をファイルの先頭に含めます。
SET PURGE_FUTURE_CHANGES N
この命令により、有効日メンテナンス・モードが保持に設定されます。このモードでは、既存の先日付の変更がすべて保持されます。
SET ENABLE_INCREMENTAL_LOAD_EVENTS
ファイルに指定された変更によってトリガーされるATOMフィードおよびイベントの起動を有効にするには、SET ENABLE_INCREMENTAL_LOAD_EVENTS命令を含めます。たとえば
SET ENABLE_INCREMENTAL_LOAD_EVENTS Y
SET RETAIN_SUCCESSION_PLAN_HISTORY
後任プランの変更に関する履歴データを保持するかどうかを決定します。履歴を保存できないようにするには、SET RETAIN_SUCCESSION_PLAN_HISTORY命令をSuccessionPlan.datファイルに含めます。たとえば:
SET RETAIN_SUCCESSION_PLAN_HISTORY N