給与範囲差分の有効日の変更に関するガイドライン
給与範囲差分オブジェクトは、オブジェクトとその子コンポーネントに対する変更の履歴を維持する有効日オブジェクトです。たとえば、「報酬」作業領域で差分プロファイルの有効日履歴を表示できます。
次に、HCMデータ・ローダーを使用して給与範囲差分オブジェクトの有効日レコードを管理する方法を説明します。
有効日レコードの作成
差分値を作成または更新すると、有効日レコードが差分値に追加されます。その有効開始日について、親差分プロファイルに有効日レコードがない場合は、親差分プロファイルにも有効日レコードを追加する必要があります。これを行うには、.datファイルに親給与範囲差分コンポーネントを含める必要があります。その有効開始日は、子差分値と同じである必要があります。
次の例は、差分プロファイルに対する変更の履歴を示しています。
RangeDiffId |
EffectiveStartDate |
EffectiveEndDate |
ステータス |
基準 |
LegislativeDataGroupId |
コード |
名前 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
123 |
01-01-1951 |
01-05-2016 |
アクティブ |
事業所 |
US1 |
US SRD |
US Range |
123 |
02-05-2016 |
31-12-4712 |
アクティブ |
事業所 |
US1 |
US SRD |
US Range |
次の例は、その差分値の関連する変更を示しています。
RangeDiffValueId |
EffectiveStartDate |
EffectiveEndDate |
Differential |
LocationId |
---|---|---|---|---|
234 |
01-01-1951 |
31-12-4712 |
1.3 |
A |
345 |
02-05-2016 |
31-12-4712 |
0.8 |
B |
456 |
02-05-2016 |
31-12-4712 |
0.9 |
C |
事業所Bの値が作成されたときに、事業所Bの有効開始日を使用した有効日レコードも、差分プロファイルに追加されました。ただし、事業所Cの値が作成されたときは、差分プロファイルに有効日レコードは追加されませんでした。その有効開始日のレコードはすでに差分プロファイルに存在したため、追加のレコードは必要ありませんでした。同じ日付の複数の差分値を作成または更新すると、1つのみの有効日レコードが親差分プロファイルに追加されます。
給与範囲差分コンポーネント
親給与範囲差分オブジェクトを訂正または更新した場合に、その子コンポーネントに有効日レコードが追加されることはありません。たとえば、差分プロファイルを非アクティブ化すると、新しい有効日レコードは親コンポーネントに追加されます。一方、有効日レコードは差分値に追加されません。