配賦コンポーネントの作成
ルール内から配賦コンポーネントを作成します。これは、対象のルール内にのみ存在し、複数の配賦ルール間で共有できません。
シナリオ
「割当て」コンポーネントを作成するには:
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「ナビゲータ」→「一般会計: 仕訳」→「配賦ルールの作成」リンクを選択します。
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「ナビゲート」メニュー→「管理」→「Calculation Manager」を選択します。
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システム・ビューで、「ファイル」メニュー、「新規」、「ルール」の順に選択します。「Essbase」アプリケーション・タイプ、「アプリケーション」を展開し、「計算タイプ」、「プラン・タイプ」または「データベース」を展開します。
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開くルールを右クリックし、「開く」を選択します。ルール・デザイナにルールが表示されます。
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ルールのフロー・チャート内で配賦コンポーネントを作成する位置を決定した後、新規オブジェクト・パレットから配賦コンポーネントをドラッグし、フロー・チャート内の決定位置にドロップします。
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計算マネージャの「視点」タブで、示されているディメンションのうち配賦時に変更しないものそれぞれについて、次のいずれかのタスクを実行し、「次」をクリックします。
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「事前に定義されている選択項目の使用」から事前定義済の選択項目を選択し、示されているディメンションに値を移入します。
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「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックして、リストされたディメンションごとにメンバーおよび変数を選択します。選択したすべてのメンバーが有効なレベル0のメンバーであることを確認します。
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リストでディメンションを選択し、「アクション」をクリックしてメンバーまたは変数を選択します。
ノート: 視点コンポーネントを別の視点コンポーネント内にドロップすると、2番目の視点は1番目の視点からメンバー、変数および関数を継承します。「メンバー・セレクタ」では、現在のステップにリストされているディメンションが「ディメンション」から選択可能です。これにより、現在のステップで示されている任意のディメンションのメンバーおよび関数を選択できます。
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計算マネージャの「ソース」で、示されている各ディメンションについて、次のいずれかのタスクを実行し、割り当てるデータを含むメンバーを選択します。示されている各ディメンションのメンバーを選択する必要があります。ソース・メンバーは、レベル0以外のメンバーでもかまいません。
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「事前に定義されている選択項目の使用」から事前定義済の選択項目を選択し、示されているディメンションに値を移入します。事前定義済の選択により、示されている各ディメンションの値が入力されない場合は、空のすべてのディメンションに値を入力する必要があります。
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「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックして、リストされたディメンションごとにメンバーを選択します。
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リストでディメンションを選択し、「アクション」をクリックしてメンバーまたは変数を選択します。配賦コンポーネントのこのステップでは、関数を使用できません。
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オプションで、特定の値を割り当てるには、メンバーを選択するかわりに配賦する金額を入力します。
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配賦するソース金額がゼロである場合は、ドロップダウン・リストから次のいずれかのオプションを選択します。
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次のプール・レコードを選択します。
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割当ての処理を停止します。
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「次」をクリックします。
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「割当て範囲」で、配賦に使用するディメンションの親メンバーを入力します。親メンバーを入力するには、次のいずれかのタスクを実行してから、「次」をクリックします。
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「事前に定義されている選択項目の使用」から事前定義済の選択項目を選択し、示されているディメンションに値を移入します。
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「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックして、データの配賦先となるディメンションの親メンバーを選択します。
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親メンバーを入力するか、リスト内のディメンションを選択します。「アクション」アイコンをクリックして、データの配賦先となる(メイン・ディメンションの)親メンバーを選択します。データはレベル0のメンバー(アウトライン内の最下位レベル)に配賦されます。
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「ターゲット」で、残りのディメンションについて、データの配賦先となるレベル0のメンバーを選択します。次のいずれかのタスクを実行して、「次」をクリックします。
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「事前に定義されている選択項目の使用」から事前定義済の選択項目を選択し、示されているディメンションに値を移入します。
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「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックして、リストされたディメンションごとにメンバーを選択します。
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リストでディメンションを選択し、「アクション」アイコンをクリックしてメンバーまたは変数を選択します。
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「オフセット」で、次のいずれかのタスクを実行して、「次」をクリックします。
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「事前に定義されている選択項目の使用」から事前定義済の選択項目を選択し、示されているディメンションに値を移入します。
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「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックして、リストされたディメンションごとにメンバーを選択します。
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リストでディメンションを選択し、「アクション」アイコンをクリックしてメンバーまたは変数を選択します。
ノート: オフセットに対してメンバーを指定する必要があり、空のままにはできません。
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オプション: 「除外」で、配賦から除外する任意のメンバーを選択します。次のいずれかのタスクを実行して、「次」をクリックします。
ノート: 一部配賦の場合は「除く」タブを使用します。これを行うのは主に、合計ソースに対するパーセンテージを配賦する場合で、そのパーセンテージ自体を入力できないような場合です。代替策として基準内のすべてのメンバーに基づいてパーセンテージを計算し、一部のメンバーを配賦対象から除外します。たとえば、基準にコスト・センター100、200、300および400が含まれるとします。ソースを各コスト・センターに均等に配分し、各コスト・センターにソースの25%が割り当てられるようにします。ただし、コスト・センター300を配賦範囲から除外する必要があります。この例では、「除く」タブでコスト・センター300を指定します。配賦が生成されるとソースの75%が配賦され、コスト・センター100、200および400に25%ずつ配賦されます。コスト・センター300用の25%はコスト・センターが除外されているため配賦されません。-
「事前に定義されている選択項目の使用」から事前定義済の選択項目を選択し、示されているディメンションに値を移入します。
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「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックして、リストされたディメンションごとにメンバーを選択します。
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リストでディメンションを選択し、「アクション」アイコンをクリックしてメンバーまたは変数を選択します。
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「基準」で、次のタスクを実行します。
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配賦方法を選択して、データを配賦する方法を指定します。
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配賦範囲内でデータ値を均等に配賦するには、「均等に割当て」を選択します。次に、「基準 - 均等方法用のオプション」で、基準が負数、ゼロまたは欠落値ありの場合、あるいはすべてのメンバーが除外されている場合に必要な処理を指定します。
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配賦範囲内の各メンバーに適用されるパーセントを計算するには、基準を使用して配賦を選択します。「基準 - オプション」で、基準が負数またはゼロの場合の処理方法を指定します。
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指定しなかったディメンション・メンバーは前に定義した視点から継承されますが、次のいずれかのタスクを実行して、視点選択項目を上書きできます。
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「事前に定義されている選択項目の使用」から事前定義済の選択項目を選択し、示されているディメンションに値を移入します。
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「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックして、リストされたディメンションごとにメンバーを選択します。
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リストでディメンションを選択し、「アクション」アイコンをクリックしてメンバーまたは変数を選択します。
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「次」をクリックします。
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「丸め処理」で、次のステップを実行します。このステップで選択するメンバーは、配賦範囲に含まれている必要があります。
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この配賦で使用する小数桁数を入力するか、または「アクション」アイコンをクリックして、この値を表すメンバーまたは変数を選択します。
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端数処理差異を適用する場所を選択します。
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端数処理差異を適用するメンバーを指定するには、位置の定義を選択します。次のステップを実行します。
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「事前に定義されている選択項目の使用」から事前定義済の選択項目を選択し、示されているディメンションに値を移入します。
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「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックして、リストされたディメンションごとにメンバーを選択します。
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リストでディメンションを選択し、「アクション」アイコンをクリックしてメンバーまたは変数を選択します。
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データ値を最大値に端数処理するには、「最大値の使用」を選択します。
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データ値を最小値に端数処理するには、最小値の使用を選択します。
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配賦されたデータ値をそのまま使用するには、端数処理エラーの破棄を選択します。
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「終了」をクリックします。