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相互検証組合せのインポート・データの処理方法

相互検証組合せインポートのファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、Oracle General Ledgerで相互検証の組合せを作成、更新および削除します。

スプレッドシートのテンプレートをダウンロードして、組合せデータを準備するために使用できます。テンプレートは、財務のOracle Fusion Cloud Financialsのファイルベース・データ・インポート(FBDI)ガイドまたはアプリケーションから取得します。

ノート: 「相互検証の管理」ページで相互検証の組合せセットをまず定義しないと、組合せをインポートできません。

ガイドからテンプレートにダウンロードするには:

  1. Oracle Help Center (https://docs.oracle.com)で、財務のファイルベース・データ・インポート(FBDI)・ガイドを開きます。
  2. 「一般会計」の章で、「相互検証組合せのインポート」をクリックします。
  3. 「ファイル・リンク」セクションで、Excelテンプレートへのリンクをクリックします。

アプリケーションからテンプレートをダウンロードするには:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「勘定体系構成の管理」タスクに移動します。
    • オファリング: 財務
    • 機能領域: 財務レポート体系
    • タスク: 勘定体系構成の管理
  2. 「勘定体系構成の管理」ページで、勘定体系の行を選択します。
  3. 「処理」メニューで「相互検証ルールの管理」を選択します。
  4. 「相互検証の管理」ページで、「組合せセット」タブをクリックします。
    ノート: 「相互検証ルールの管理」タスクを使用して、このページに移動することもできます。
  5. 組合せを保守する相互検証の組合せセットを選択し、「組合せのダウンロード」をクリックします。

データを準備するときは、次のガイドラインに従ってください:

  • 各列の必須情報を入力してください。詳細なインストラクションは、各列ヘッダーのツールチップを参照してください。
  • テンプレート内の列の順序を変更しないでください。
  • 使用しない列は非表示にしたりスキップできますが、削除しないでください。
  • 各組合せに関する追加情報を取得する場合は、必要に応じて付加フレックスフィールド属性の値を入力できます。

「アクティブ」または「非アクティブ」ステータスの組合せセット定義を管理するには、「監査ポリシーの管理」タスクを使用して「設定および保守」作業領域で監査を有効にする必要があります。

  • オファリング: 財務
  • 機能領域: アプリケーション拡張
  • 製品のビジネス・オブジェクト属性の構成: 一般会計
  • オブジェクト名: 相互検証の組合せセット

テンプレートにはこれらのタブが含まれています。

テンプレートのタブ

タブ 説明
インストラクションおよびCSV生成 テンプレートの概要が含まれています。
GL_CV_COMBINATION_SET 組合せセットの読取り専用の定義が含まれています。
ノート: このタブは、「相互検証の管理」ページからテンプレートをダウンロードするときにのみ表示されます。
GL_CV_COMBINATIONS_INT 追加または更新する組合せに関する情報(組合せセット名、処理、開始日、終了日、セグメント値など)を入力します。

この表では、GL_CV_COMBINATIONS_INTタブの列について説明します。

GL_CV_COMBINATIONS_INTタブの列

列 説明
名前 組合せセットの名前。この名前は、すべての勘定体系の間で一意である必要があります。
処理 組合せの処理。このフィールドでは、次の2つの値がサポートされています。
  • INSERT: 新しい組合せ行を追加するか、指定された組合せセットの既存の組合せ行を更新します。
  • DELETE: 指定した組合せセットの既存の組合せ行を削除します。
開始日 (オプション)組合せの開始日(YYYY/MM/DD形式)。
終了日 (オプション)組合せの終了日(YYYY/MM/DD形式)。
第1検証セグメント値 指定した組合せセットの第1検証セグメントのセグメント値。詳細値のみが許可されています。親値は指定できません。
第2検証セグメント値 指定した組合せセットの第2検証セグメントのセグメント値。詳細値のみが許可されています。親値は指定できません。
第3検証セグメント値 指定した組合せセットの第3検証セグメントのセグメント値。詳細値のみが許可されています。親値は指定できません。
第4検証セグメント値 指定した組合せセットの第4検証セグメントのセグメント値。詳細値のみが許可されています。親値は指定できません。
第5検証セグメント値 指定した組合せセットの第5検証セグメントのセグメント値。詳細値のみが許可されています。親値は指定できません。
属性カテゴリ (オプション)ユーザー付加フレックスフィールドのコンテキスト情報。
属性文字1から15 (オプション)ユーザー付加フレックスフィールドのセグメント。
属性番号1から5 (オプション)ユーザー付加フレックスフィールドのセグメント。
属性日付1から5 (オプション)ユーザー付加フレックスフィールドのセグメント(YYYY/MM/DD形式)。

GL_CV_COMBINATIONS_INTタブでデータを準備したら、ファイルを生成します。

  1. 「検証」をクリックして、テンプレートにエラーがないことを確認します。
  2. インストラクションおよびCSV生成タブのCSVファイルの生成ボタンをクリックして、.zipファイル形式でCSVファイルを作成します。
  3. glcvcs.zipファイルを保存します。ローカル・フォルダに保存できます。

次のステップでは、データをインタフェース表にアップロードします。

  1. 「設定および保守」領域で、「勘定体系構成の管理」タスクに移動します。
    • オファリング: 財務
    • 機能領域: 財務レポート体系
    • タスク: 勘定体系構成の管理
  2. 「勘定体系構成の管理」ページで、勘定体系の行を選択します。
  3. 「処理」メニューで「相互検証ルールの管理」を選択します。
  4. 「相互検証の管理」ページで、「組合せセット」タブをクリックします。
    ノート: 「相互検証ルールの管理」タスクを使用して、このページに移動することもできます。
  5. 「処理」メニューで「アップロード」を選択します。
  6. 「アップロード」ダイアログ・ボックスで、前に保存した.zipファイルを選択し、「発行」をクリックして「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを起動します。

    「アップロード」ダイアログ・ボックスの例を示します。

    この画像は、glcvcs.zipファイルが選択された「アップロード」ダイアログ・ボックスを示しています。
    ノート: 「スケジュール済プロセス」作業領域を使用して、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを発行することもできます。「インポート・プロセス」パラメータに対して「勘定科目組合せ検証ルールの管理」を選択し、「データ・ファイル」パラメータに対して「glcvcs.zip」を選択します。
  7. 「完了」をクリックします。
  8. プロセスがエラーまたは警告で終了した場合は、次の手順を実行します。
    1. ログおよび出力ファイルで、失敗の原因となった行に関する詳細を確認します。
    2. スプレッドシートでエラーを修正します。
    3. エラーが解決されるまで、ステップ1から7までを繰り返します。

必要に応じて、相互検証の組合せセット行を選択し、「未処理の組合せのダウンロード」をクリックして、インタフェース表の未処理行をアプリケーションにロードする前にレビューしてください。

この時点で、インタフェース表からアプリケーションにデータをロードします。

  1. 「相互検証の管理」ページの「組合せセット」タブで、勘定体系を検索して選択します。
  2. 組合せセットを選択します。
  3. 「処理」メニューから「管理」を選択して、「勘定科目組合せ検証ルールの管理」プロセス・ダイアログ・ボックスを開きます。
    ノート: 「スケジュール済プロセス」作業領域から「勘定科目組合せ検証ルールの管理」プロセスを選択して、ダイアログ・ボックスを開くこともできます。
  4. 「検証タイプ」フィールドで、「相互検証の組合せセット」を選択します。
  5. デフォルトの「インポート」処理を受け入れます。
  6. 該当する相互検証の組合せセットを選択します。「相互検証の組合せセット」フィールドの値リストには、インタフェース表内のすべての組合せセットの名前が表示されます。「すべて」を選択すれば、インタフェース表のすべての行を処理できます。
  7. 該当するモードを選択します。デフォルト・モードは「増分」です。
    • 既存の相互検証の組合せセットの組合せに対する変更をアップロードする場合は、「増分」を選択します。
    • 「置換」モードは、既存の組合せをすべて新しい組合せで完全に置換する場合にのみ選択します。このモードでは、完全な置換ファイルを送信する統合がサポートされます。
      注意: 置換モードの使用は慎重にしてください。ロードするファイルに組合せのサブセットが含まれている場合は、選択した相互検証の組合せセットの他のすべての既存の組合せがアプリケーションで削除されます。「置換」モードでは、次の処理が実行されます:
      • 新しい組合せをファイルから挿入します。
      • 既存の組合せをファイルからの変更で更新します。
      • ファイルに含まれていない他のすべての既存の組合せをアプリケーションから削除します。

    次に、「勘定科目組合せ検証ルールの管理」プロセス・ダイアログ・ボックスの例を示します。

    この画像は、「勘定科目組合せ検証ルールの管理」ダイアログ・ボックスの例を示しています。
  8. 「発行」をクリックします。

    組合せセットごとにプロセスが起動されます。たとえば、「相互検証の組合せセット」フィールドで「すべて」を選択した場合に、組合せセット「Valid Company/Business Unit」と「Invalid Account/Subaccount」の相互検証の組合せがインターフェイス表に含まれている場合は、2つのプロセスが起動されます。

    インポート・プロセスは、組合せのインポート時にオール・オア・ナッシングのアプローチをとります。1つ以上の組合せに検証エラーがある場合は、どの組合せもインポートされません。検証エラーがない場合は、すべての組合せがインポートされます。

    ノート: プロセスの最後に、処理された組合せのインタフェース・レコードが自動的に削除されます。
  9. プロセスがエラーまたは警告で終了する場合は、次のステップを実行してください:
    1. レポート出力ファイルでエラーを確認します。出力ファイルは.csv形式で、元の.csvファイルのすべての列に加えて、最後に追加の「エラー」列が含まれ、エラーの詳細が表示されます。
    2. 元のスプレッドシートのレコードを訂正します。ファイルをインタフェース表に再ロードして、ファイル内のすべての組合せを処理し、プロセスを再発行してアプリケーションにデータをロードします。