組合せセットの動作の例
たとえば、組織の勘定体系に、会社、事業分野、勘定科目、製品および取引先のセグメントがあるとします。
会社、ライン・オブ・ビジネスおよび製品セグメントの値の特定の組合せは勘定科目組合せで有効であるため、「Valid CO-LOB-PROD」という名前の相互検証の組合せセットを定義し、タイプを「許可」に設定します。最初の検証セグメントは「会社」、2番目のセグメントは「ライン・オブ・ビジネス」、3番目のセグメントは「製品」です。
また、会社と取引先のセグメント値の特定の組合せは、勘定科目組合せでは無効です。「Invalid CO-TRDPRT」という名前の別の相互検証の組合せセットを定義し、タイプを「入力不可」に設定します。最初の検証セグメントは「会社」で、2番目の検証セグメントは「取引先」です。
相互検証の組合せセット定義がアプリケーションでどのように表示されるかを次に示します。

次に、両方の相互検証の組合せセットの組合せを定義して、アプリケーションにアップロードします。
この表は、Valid CO-LOB-PROD相互検証の組合せセットの組合せが、アップロードしたテンプレートにどのように表示されるかを示しています。
名前 | 開始日 | 終了日 | 第1検証セグメント値 | 第2検証セグメント値 | 第3検証セグメント値 |
---|---|---|---|---|---|
Valid CO-LOB-PROD | なし | なし | 3411 | 30 | 100 |
Valid CO-LOB-PROD | 2022/04/01 | 2022/06/30 | 3411 | 30 | 200 |
Valid CO-LOB-PROD | なし | なし | 3888 | 20 | 100 |
Valid CO-LOB-PROD | 2022/04/01 | 2022/06/30 | 3888 | 30 | 200 |
この表は、Invalid CO-TRDPRT相互検証の組合せセットの組合せが、アップロードしたテンプレートにどのように表示されるかを示しています。
名前 | 開始日 | 終了日 | 第1検証セグメント値 | 第2検証セグメント値 |
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Invalid CO-TRDPRT | なし | なし | 3111 | 3111 |
Invalid CO-TRDPRT | 2022/04/01 | 2022/06/30 | 3411 | 3411 |
Invalid CO-TRDPRT | なし | なし | 3221 | 3221 |
Invalid CO-TRDPRT | 2022/04/01 | 2022/06/30 | 3888 | 3888 |
ここで、監査を有効にし、両方の相互検証の組合せセットをアクティブ化します。
勘定体系に複数の相互検証の組合せセットがある場合、新しい勘定科目組合せが有効になるためには、いずれの相互検証の組合せセットにも違反できません。この勘定科目組合せは、「許可」タイプが設定された相互検証の組合せセット内の組合せの1つと一致する必要があります。また、この勘定科目組合せは、「入力不可」タイプが設定された相互検証の組合せセット内の組合せのいずれとも一致しないようにする必要があります。
この表は、仕訳バッチ内の4つの新しい勘定科目の組合せが、相互検証の組合せセットに対して、どのように評価されるかを示しています。
新しい勘定科目の組合せ | 仕訳計上日 | 組合せがValid CO-LOB-PRODセットにリストされていて日付内か。 | 組合せがInvalid CO-TRDPRTセットにリストされていて日付内か。 | 新しい勘定科目の組合せが有効か。 |
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3888-30-11010-200-3111 | 2022/05/01 | はい | いいえ | はい |
3411-20-11010-100-3111 | 2022/05/01 | いいえ | いいえ | いいえ |
3888-30-11010-200-3888 | 2022/05/01 | はい | はい | いいえ |
3411-30-11010-100-3411 | 2022/07/01 | はい | いいえ | はい |