サポート参照
サポート参照を使用して、補助元帳仕訳に関する追加ソース情報を明細レベルで格納します。
サポート参照は、仕訳明細でトランザクション属性を取得するための強力なツールです。これらのタグを使用して、入力のレポート、ソース・システムとの入力の突合せまたは属性レベルでの残高の保守を実行できます。
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サポート参照を1回定義し、異なるイベント区分またはソース・システムを同じサポート参照に割り当てることによって再利用します。
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イベント区分ごとに1つのソースを各サポート参照にリンクできます。補助元帳またはソース・システムはサポート参照名を使用して、ソース値を格納します。これにより、サポート参照情報が、異種ソース・システムから取得された場合でも標準化されます。
次のオプション(タブに配置されています)のいずれかを使用してサポート情報を定義できます。
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残高あり:
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サポート参照定義の「残高あり」タブを選択し、サポート参照が関連付けられている場合に残高が保守されます。
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貸借対照表勘定の場合、サポート参照残高は会計カレンダ年の最初の期間に繰り越されます。
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損益勘定の場合、サポート参照残高は会計カレンダ年の最初の期間でゼロに設定されます。
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残高のサポート参照を30に制限するよう定義できます。新しいソース割当てを作成せずに、事前定義済サポート残高にソース割当てをさらに追加することを検討できます。
残高のあるサポート参照によって、サポート参照の特定の組合せおよび勘定科目組合せの特定のソースおよび勘定科目の補助勘定元帳残高が設定されます。
たとえば:
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仕訳明細に顧客タイプおよび顧客名の2つのソースを含むサポート参照が含まれているとします。
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勘定科目組合せおよび顧客名と顧客タイプに対して残高が作成されます。
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残高なし:
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各仕訳明細に残高なしで最大30件のSRを割り当てることができます。
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次の場合は、仕訳ヘッダーまたは明細摘要の使用を検討してください。
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サポート参照の残高が保守されない場合。
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レポートにサポート参照の詳細が必要ない場合。
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ノート: ノート: 摘要ではなくサポート参照を使用すると、会計エンジンのパフォーマンスに影響を与える場合があります。 -
サポート参照残高の使用例は、次のとおりです。
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仕訳をトランザクションおよび参照属性にタグ付けして、補助元帳およびソース・システムとの突合せを容易にします。
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勘定体系で取得されないディメンション別の残高を作成します。
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勘定体系で取得されないディメンションを使用してレポートします。
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補助元帳仕訳に関するOracle Fusion Business Intelligence Applicationsレポートを改善します。
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勘定体系で取得されないディメンション別の損益残高