収益基準インポート・データの処理方法

インポート・プロセスを使用して、販売オーダーなどの収益関連データをインポートできます。

このデータは、顧客に対する約束を反映しており、Revenue Managementで契約と履行義務を作成するために使用されます。また、インポート・プロセスを使用して、顧客契約の改訂、終了および義務充足を反映するデータをインポートします。

「収益基準データのインポート」テンプレートを使用して、Revenue Managementにインポートする収益データを入力します。このテンプレートには、収益データを準備してアップロードする方法に関する詳細な手順のワークシートが含まれています。テンプレートには、データの入力に役立つフィールドレベルの吹き出しヘルプも用意されています。

インポート・プロセスを使用して、収益データまたは顧客への約束をインポートし、履行義務および契約にグループ化できます。

「収益基準データのインポート」プロセスに影響を及ぼす設定

「収益基準データのインポート」テンプレートには、インストラクションのタブと、データをロードする表に対応する3つのタブがあります。

スプレッドシートのタブ

説明

インストラクションおよびDAT生成

データの準備およびロードとテンプレートのフォーマット、「顧客契約ソース・データの検証」プロセスの発行、インポート・エラーの修正に関する情報が含まれています。

VRM_SOURCE_DOCUMENTS

ソース文書のヘッダー情報を入力します。

VRM_SOURCE_DOC_LINES

数量、販売単価、明細金額など、ソース文書明細に関する情報を入力します。

VRM_SOURCE_DOC_SUB_LINES

充足イベントに関する情報を入力します。

「収益基準データのインポート」テンプレートにデータを入力するときは、次のようにしてください。

  1. 次の列の値は、関連する行について、「収益基準データのインポート」テンプレートのVRM_SOURCE_DOCUMENTSワークシートとVRM_SOURCE_DOC_LINESワークシートで同じにする必要があります。

    • ソース文書タイプ・コード

    • ソース文書の一意識別子1から5

    • ソース文書の一意識別子キャラクタ1から5

    • ソース文書の日付

    • ソース・システムの請求先顧客サイト参照

    • ソース・システムの出荷先顧客サイト参照

    • ソース・システムの請求先顧客参照

    • ソース・システムの出荷先顧客参照

    • 請求先顧客の顧客分類

    • ソース・システム

  2. 次の列の値は、関連する行について、「収益基準データのインポート」テンプレートのVRM_SOURCE_DOC_LINESワークシートとVRM_SOURCE_DOC_SUB_LINESワークシートで同じにする必要があります。

    • ソース文書タイプの一意識別子

    • フレキシブル・ソース文書明細の参照1から5

    • フレキシブル・ソース文書明細の一意識別子キャラクタ1から5

収益データの処理方法

データのロード

  1. 親ワークシートと子ワークシートのデータを準備した後、DATファイルの生成ボタンをクリックします。DATファイルが格納されたZipファイルが生成されます。

  2. 「ナビゲータ」「ファイル・インポートおよびエクスポート」をクリックします。

  3. 「検索結果」表で、「+」アイコンをクリックします。

  4. 生成されたZipファイルを参照してアップロードします。

  5. アカウントとしてfin/revenueManagement/importを選択します。

  6. 「保存してクローズ」をクリックしてファイルをSFTPサーバーまたはUCMに配置します。

  7. 「スケジュール済プロセス」ページにナビゲートし、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

  8. 「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを選択します。

  9. インポート・プロセスとして「収益基準データのインポート」を選択します。

  10. サーバーに配置されたデータ・ファイルを選択します。

  11. インタフェース表にデータをロードするためのプロセスを送信します。

  12. プロセスの結果を確認します。

ロード・エラーの修正およびDATファイルの再生成とロード

DATファイルのロードがいずれかの行で失敗した場合、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスはエラーで終了し、「ファイルをインタフェースにロード」子プロセスは警告またはエラーで終了します。DATファイルからロードされたすべての行が削除されます(それらの行が正常にロードされた場合でも)。これにより、変更が必要な行と正常な行を分離することなく、スプレッドシート内の問題のあるデータを編集して再発行できます。

  1. エラーの原因となったデータの詳細は、「ファイルをインタフェースにロード」子プロセスのログおよび出力ファイルを確認してください。

  2. 「データのロード」の項で概説しているステップの一部として使用したテンプレートのデータを修正します。

  3. 「データのロード」の項のステップ1と2を繰り返します。

  4. すべてのデータが正常にロードされるまで、これらのすべてのステップを繰り返します。

データをロードする際の推奨事項

次の方法のいずれかを使用してDATファイルを生成できます。

  • テンプレートに収益データを移入します。

  • SQL、ODIまたは類似のツールを使用して、テンプレートによって生成されるDATファイルと同じ構造で収益データをDATファイルに抽出します。

収益データをインポートした後、次のことを実行する必要があります。

  1. 「顧客契約ソース・データの検証」プロセスを実行して、収益データを検証します。

  2. 契約文書エラーの修正スプレッドシートを使用して、「顧客契約ソース・データの検証」プロセスからのエラーを修正します。

  3. 「顧客契約の識別」プロセスを実行して、Revenue Management内の顧客契約と履行義務に対する改訂を作成または反映します。