無効な明細の処理に関する考慮事項

「無効な明細の処理」オプションを使用する場合は、次の点を考慮してください。

  • 「無効な明細の処理」フィールドのデフォルト・オプションは空白です。これは、明細の否認を意味します。変更を行った場合は、保存時に適用され、その時点以降のすべての処理に適用されます。
  • 「顧客契約ソース・データの検証」プロセスでは、一意の契約ID文字列を識別し、契約に割り当てます。
  • アプリケーションで明細を再処理すると、その明細の契約ID文字列を決定するときに、最新のアクティブな契約識別ルールが適用されます。
  • ソース文書明細ステータスが「未処理」で、契約ID文字列が空白でない場合、契約ID文字列は新しい値で更新され、ソース文書明細ステータスは改訂済契約ID文字列のソース文書明細ステータスに基づいて設定されます。
  • 明細の契約ID文字列が空白の場合、その明細は「未処理」のステータスになり、契約ID文字列エラーが割り当てられます。
  • 契約文書訂正スプレッドシートを使用して、無効または欠落している契約ID文字列を修正します。
  • 無効な明細を除外して処理を続行できるように、データ変換ステータスを「未処理」から「パージ」または「否認」に変更します。
    • 明細が再処理されると、「パージ」ステータスの無効な明細は表から削除され、「否認」ステータスの明細は無視されます。
  • スプレッドシートを保存してアップロードした後、アプリケーションによって、明細および同じ契約ID文字列値を持つその他すべての明細に対する訂正が再評価および処理されます。「顧客契約の識別」プロセスを再実行して、訂正した明細が契約と履行義務にグループ化されるようにします。
  • 「無効な明細の処理」フィールドを「明細の否認」から「契約の否認」に変更する場合:
    • 変更はその時点から適用されます。
    • 変更は、新規明細および未処理明細に対してのみ修正後に適用されます。
    • 明細は、同じ契約ID文字列を持つすべての明細が「処理済」ステータスである場合にのみ、追加の契約作成処理に適格です。
    • アプリケーションでは、契約ID文字列が同じで、ステータスが「処理済」のソース文書明細が処理されます。
  • 「無効な明細の処理」フィールドを「契約の否認」から「明細の否認」に変更する場合:
    • 変更は新規および訂正済の明細にのみ適用されます。
    • 明細が再処理されると、契約ID文字列が同じでステータスが「処理済」の明細は契約に変換されます。契約ID文字列が同じでステータスが「未処理」の他の明細があるかどうかは関係ありません。