重要でない価格変更に対する見込会計処理

見込会計を使用して、指定した期間の履行義務に対して軽微な販売単価変更を反映できます。

これらの重要でない価格変更については、契約のオープン履行義務の未認識収益を再配賦することで、現在および将来の期間の収益に変更を反映できます。これは、すでに認識されている収益には影響しません。

重要でない価格変更に対して見込会計を使用する場合は、次の点に注意してください:

  • この機能は:
    • サード・パーティのソースのみに対してサポートされます。
    • 充足測定モデルが「期間」で、充足プランが「日次レート」の一部期間である長期の履行義務にのみ適用できます。
    • 履行義務テンプレートではなく、履行義務識別ルールで顧客契約の履行義務が識別される場合にのみサポートされます。履行義務テンプレートを使用して履行義務が識別される場合は、顧客契約に対して遡及会計が実行されます。
  • 価格変更がサービス期間内で発生する場合は、収益明細を2つの明細に分割する必要があります。この場合、アプリケーションは、次のように処理します:
    • 当初明細を改訂済計画日と既存の販売単価で更新します。
    • 残りの期間に対して、新規販売単価で新規明細を送信します。この新しい明細は、契約への追加属性とともに送信され、明細が同じ顧客契約に追加されるようにする必要があります。

この表は、見込会計をトリガーする改訂明細の作成時に、収益基準データ・インポート・ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートに入力する属性および必要な値を示しています:

属性 予期される値
数量
ノート: サービス期間を個別の属性として使用しない場合にのみ、この属性を改訂してください。
改訂された明細数量
販売単価 明細の改訂された販売単価
サービス期間
ノート: 指定したサービス期間にその販売単価が適用される場合は、この属性を改訂してください。
改訂されたサービス期間
明細金額 改訂された明細金額
プラン開始日 改訂されたプラン開始日
プラン終了日 改訂されたプラン終了日
重要でない変更オプション 重要でない
契約改訂日 値は次のいずれかです:
  • プラン開始日
  • プラン終了日(プラン終了日が改訂された場合のみ)

この表は、見込会計がトリガーされる、当初収益明細に対する価格変更の結果として新規明細を作成するときに、収益基準データ・インポート・テンプレートに入力する属性と必要な値を示しています:

属性 予期される値
数量 新規明細の数量
販売単価 新規明細の販売単価
サービス期間 新規明細のサービス期間
明細金額 新規明細の明細金額
プラン開始日 新規明細のプラン開始日
プラン終了日 新規明細のプラン終了日
既存の契約に追加 Y
新規明細を既存の契約に追加するための処理コード CREATE NEW PO
重要でない変更オプション 重要でない
契約改訂日 プラン開始日