価格設定ディメンション区分の参照通貨

参照通貨を使用すると、価格設定ディメンション区分の作成と保守を簡略化できます。

参照通貨を定義した後、入力通貨ごとに価格設定区分を定義および保守する必要はありません。かわりに、価格設定区分を使用する価格設定ディメンション金額セグメントについて、単一の通貨で価格設定ディメンション区分を作成および保守するのみで済みます。

金額区分を使用して、価格設定ディメンション構造をセグメント化することもできます。拡張可能数値属性内で定義された金額に加えて、販売金額、定価金額、基準価格金額などの複数の属性について金額区分を定義できます。

参照通貨を定義する場合、収益管理では、価格設定区分金額のセグメント区分値を評価して割り当てるときに、適用可能な価格設定ディメンション金額の参照通貨相当額が使用されます。

参照通貨相当額を決定するには、次の手順に従います。

  1. 参照通貨換算レート情報を使用して、ソース文書明細の適用可能な金額を参照通貨に換算します。
  2. この参照通貨相当額を価格設定区分に対して評価します。これは、参照通貨で定義された独立販売価格プロファイルに割り当てられます。

次に、アプリケーションによって、結果の価格設定区分セグメントが履行義務または約束詳細明細にスタンプされます。