自動インボイスによるインポート済トランザクションの検証方法
インポート済トランザクション・ソースの「自動インボイス・オプション」セクションおよび「情報のインポート」セクションを使用して、自動インボイスでインポート済トランザクション明細を検証する方法を定義します。
トランザクション・ソースで参照されるすべてのフィールドの値を渡す必要はありません。自動インボイスによって特定のデータが渡されないようにする場合、関連オプションを「なし」に設定できます。
インポート済トランザクションの検証に影響する設定
次の設定は、インポート済トランザクションの検証に影響します。
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「無効明細」フィールド: 「請求書の拒否」または「請求書の作成」を選択して、自動インボイスで無効な明細を含むインポート済トランザクションを処理する方法を指定します。
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「請求書の拒否」を選択した場合、自動インボイスはこのトランザクションまたはその明細をインタフェース表にインポートしません。
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「請求書の作成」を選択した場合、自動インボイスは有効な明細のみを含むトランザクションを作成します。たとえば、3つの請求書明細を含む請求書をインポートし、いずれかの明細が無効であるとします。自動インボイスは、2つの有効な明細のみを含む請求書を作成し、無効な明細を拒否します。「トランザクションの編集」ページを使用して、拒否された明細を追加できます。
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「クローズ期間の会計日」フィールド: クローズした会計期間内のインタフェース明細表に明細があるインポート済トランザクションを自動インボイスで処理する方法を指定します。
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「修正」を選択した場合、自動インボイスは会計日を次のオープン期間または先日付入力可能期間の最初の会計日に自動的に修正します。
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「拒否」を選択した場合、これらのトランザクション明細を拒否します。
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「情報のインポート」セクションで、必要に応じて各オプションの「番号」、「値」、「セグメント」または「ID」を選択し、自動インボイスで情報を検証する方法を指定します。
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「番号」を選択した場合、割り当てられた番号を使用してレコードをインタフェース表にインポートします。
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「値」を選択した場合、実際の名前を使用してレコードをインタフェース表にインポートします。
ノート: トランザクション・ソースを使用してOracle以外のシステムからデータをインポートする場合は、「値」を使用します。 -
「セグメント」を選択した場合、フレックスフィールド・セグメントを使用します。
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「ID」を選択した場合、レコードの内部識別子を使用します。
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「金額」または「パーセント」を選択して、自動インボイスでトランザクション明細の販売実績および収益勘定配賦を検証する方法を指定します。
インポート済トランザクションの検証方法
自動インボイスでは、割り当てられたインポート済トランザクション・ソースの設定に基づいて、インポートされたトランザクションを検証します。検証に失敗したトランザクションは、インポート自動インボイス検証レポートに表示されます。
自動インボイスは、特定の列値が相互に一致していることを確認します。これらの値は、1つのインタフェース表または複数のインタフェース表内に存在します。たとえば、収益スケジューリング・ルールを使用できないことがトランザクション・ソースで示された場合、自動インボイスは、請求ルール、収益スケジューリング・ルールおよび収益スケジューリング・ルール期間に渡された値を無視します。
自動インボイスは、収益スケジューリング・ルールを使用して、トランザクション明細に対して次の検証を実行します。
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収益スケジューリング・ルールを使用するトランザクションをインポートする場合、これらのトランザクションに請求ルールも含まれている必要があります。
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収益スケジューリング・ルールに重複する期間がある場合、明細を拒否します。
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指定された会計期間が収益スケジューリング・ルールの期間に存在しない場合、明細を拒否します。