支払システム・アカウント
支払システム・アカウントは、パラメータの値で構成されるアカウント識別子です。支払システムから、それぞれの支払または決済バッチ・ファイルを識別するために必要な値が提供されます。
支払システム・アカウントに格納されるのは、設定および会社の識別子の値です。会社は、1つの支払システムとの間に複数の支払システム・アカウントを持つことができます。
支払システム・アカウントは、次の設定オブジェクトに関連付けられます。
-
内部受取人
-
資金取得プロセス・プロファイル
-
支払プロセス・プロファイル
次の表は、設定オブジェクトと、それらが支払システムに関連して実行する処理を示しています。
設定オブジェクト |
設定オブジェクトの処理 |
---|---|
支払システム |
|
支払システム・アカウント |
支払システムに対して自身を識別する方法をPaymentsに通知します |
伝送構成 |
トランザクションを支払システムに伝送する方法をPaymentsに通知します |
内部受取人
内部受取人に割り当てられるルーティング・ルールを設定できます。ルーティング・ルールでは、様々なトランザクション属性の値に基づいて、トランザクションの伝送先となる支払システム・アカウントが指定されます。
どの支払システム・アカウントがトランザクションに適切かを決定する詳細なルーティング・ルールが必要でない場合、またはいずれのルーティング・ルールも適用されない場合のフォールバック値を必要とする場合は、支払方法ごとにそれぞれの内部受取人について1つのデフォルトの支払システム・アカウントを設定できます。
資金取得プロセス・プロファイル
資金取得プロセス・プロファイルによって、資金取得トランザクションの処理方法および支払システムとの通信方法がOracle Fusion Paymentsに通知されます。資金取得プロセス・プロファイルは、1つの支払システムおよびその支払システム・アカウントに固有です。
資金取得プロセス・プロファイルで有効になっている支払システム・アカウントごとに、最大3つの伝送構成(承認、決済および通知についてそれぞれ1つずつ)を選択できます。
支払プロセス・プロファイル
支払プロセス・プロファイルによって、支出トランザクションの処理方法、および支払ファイルまたは正支払ファイルを伝送するための支払システムとの通信方法がPaymentsに通知されます。電子伝送が必要な場合、支払プロセス・プロファイルは、1つの支払システムおよびその支払システム・アカウントに固有です。支払プロセス・プロファイルで有効になっている支払システム・アカウントごとに、伝送構成を選択します。