資金ポジション・インポート・データの処理方法
資金管理の資金ポジション・データのインポート・プロセスを使用して、外部システムからEssbase資金ポジション・キューブに資金ポジション・データをアップロードします。
Cash Managementにインポートされるデータは、次のとおりです。
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銀行取引明細書ヘッダー
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銀行取引明細書明細
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システム・トランザクション
スプレッドシート・テンプレートをダウンロードして、資金ポジション・データを準備できます。このテンプレートには、プロセスの手順をガイドするインストラクション・シートが含まれています。テンプレートにアクセスするには、次のステップを実行します。
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Oracle Financials Cloudのファイルベース・データ・インポートのガイドに移動します。
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「目次」で、「ファイル・ベース・データ・インポート」をクリックします。
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資金管理の資金ポジション・データのインポートをクリックします。
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「ファイル・リンク」セクションで、Excelテンプレートへのリンクをクリックします。
ワークシートでデータを準備する際は、次のガイドラインに従ってください
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各列の必須情報を入力してください。詳細な指示は、各列ヘッダーのツールチップを参照してください。
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テンプレートの列の順序は変更しないでください。
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使用しない列は非表示にするか、スキップできますが、削除しないでください
資金ポジション・データのインポート・プロセスに影響を及ぼす設定
次の表に、資金ポジション・データのインポート・テンプレートのタブの名前および説明を示します。
スプレッドシートのタブ |
説明 |
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インストラクションおよびCSV生成 |
データの準備およびロードとテンプレートのフォーマット、「資金ポジション・データ転送」プロセスの発行、インポート・エラーの修正に関する情報が含まれています。 |
銀行取引明細書ヘッダー |
ソース取引明細書ヘッダーID、ソース・システム、銀行口座名、法的エンティティ名など、追加する銀行取引明細書ヘッダーに関する情報を入力します。 |
銀行取引明細書明細 |
記帳日、トランザクション・タイプ、金額など、銀行取引明細書明細に関する情報を入力します。 |
システム・トランザクション |
AP支払、AR入金、外部トランザクションなど、システム・トランザクションに関する情報を入力します。 |
資金ポジション・データ・インポートの処理方法
スプレッドシートでのデータの準備が終了した後、次を実行します。
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インストラクションおよびCSV生成タブのCSVファイルの生成ボタンをクリックして、3つのCSVファイルを含むZIPファイルを生成します。
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生成されたZIPファイルをWebCenter文書リポジトリ(UCM)に転送します。fin$/cashManagement$/import$アカウントを選択します。
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ESSジョブ「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを発行します。
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「プロセス詳細」画面の「インポート・プロセス」で、「資金ポジション・データ転送」を選択し、「データ・ファイル」でUCMのfin$/cashManagement$/import$リポジトリに転送されたZIPファイルの名前を選択します。ZIPファイルからのデータが、インタフェース表CE_CP_STMT_HEADERS_INT、CE_CP_STMT_LINES_INTおよびCE_CP_SYS_TRX_INTにロードされます。
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ZIPファイルからのデータが、インタフェース表CE_CP_STMT_HEADERS_INT、CE_CP_STMT_LINES_INTおよびCE_CP_SYS_TRX_INTにロードされます。
ESSジョブ「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」が正常に完了すると、ESSジョブ「資金ポジション・データ転送」が自動的に起動されます。このプロセスでは、インタフェース表から資金ポジション・トランザクション・キューブにデータがインポートされます。
銀行取引明細書のインポート中にエラーが発生した場合は、エラーを修正し、「銀行取引明細書インポート・エラーの修正」スプレッドシートを使用してキューブに再アップロードできます。
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現金残高ダッシュボード・ページから、タスク・ペインに移動し、「銀行取引明細書インポート・エラーの修正」をクリックします。これにより、資金ポジション銀行取引明細書スプレッドシートが開きます。
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ワークシートには、インポートに失敗した行が事前に移入されます
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スプレッドシートでエラーをレビューして修正します。
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エラーを修正した後、「アップロードおよびインポート」ボタンをクリックします。
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「ダウンロード」ボタンをクリックして、返される行があるかどうかを確認します。スプレッドシートが空の場合、すべての行が正常にインポートされています。
システム・トランザクションのインポート中にエラーが発生した場合は、「トランザクション・インポート・エラーの修正」スプレッドシートを使用して、エラーを修正してキューブに再ロードできます。
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現金残高ダッシュボード・ページから、タスク・ペインに移動し、「トランザクション・インポート・エラーの修正」をクリックします。これにより、「資金ポジション・トランザクション」スプレッドシートが開きます。
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ワークシートには、インポートに失敗した行が移入されます。
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スプレッドシートでエラーをレビューして修正します。
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エラーを修正した後、「アップロードおよびインポート」ボタンをクリックします。
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「ダウンロード」ボタンをクリックして、返される行があるかどうかを確認します。スプレッドシートが空の場合、すべての行が正常にインポートされています。