資金ポジション・インポート・データの処理方法

資金管理の資金ポジション・データのインポート・プロセスを使用して、外部システムからEssbase資金ポジション・キューブに資金ポジション・データをアップロードします。

Cash Managementにインポートされるデータは、次のとおりです。

  • 銀行取引明細書ヘッダー

  • 銀行取引明細書明細

  • システム・トランザクション

スプレッドシート・テンプレートをダウンロードして、資金ポジション・データを準備できます。このテンプレートには、プロセスの手順をガイドするインストラクション・シートが含まれています。テンプレートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Financials Cloudのファイルベース・データ・インポートのガイドに移動します。

  2. 「目次」で、「ファイル・ベース・データ・インポート」をクリックします。

  3. 資金管理の資金ポジション・データのインポートをクリックします。

  4. 「ファイル・リンク」セクションで、Excelテンプレートへのリンクをクリックします。

ワークシートでデータを準備する際は、次のガイドラインに従ってください

  • 各列の必須情報を入力してください。詳細な指示は、各列ヘッダーのツールチップを参照してください。

  • テンプレートの列の順序は変更しないでください。

  • 使用しない列は非表示にするか、スキップできますが、削除しないでください

資金ポジション・データのインポート・プロセスに影響を及ぼす設定

次の表に、資金ポジション・データのインポート・テンプレートのタブの名前および説明を示します。

スプレッドシートのタブ

説明

インストラクションおよびCSV生成

データの準備およびロードとテンプレートのフォーマット、「資金ポジション・データ転送」プロセスの発行、インポート・エラーの修正に関する情報が含まれています。

銀行取引明細書ヘッダー

ソース取引明細書ヘッダーID、ソース・システム、銀行口座名、法的エンティティ名など、追加する銀行取引明細書ヘッダーに関する情報を入力します。

銀行取引明細書明細

記帳日、トランザクション・タイプ、金額など、銀行取引明細書明細に関する情報を入力します。

システム・トランザクション

AP支払、AR入金、外部トランザクションなど、システム・トランザクションに関する情報を入力します。

ノート: 銀行名、銀行口座名、法的エンティティ名、通貨、トランザクション・タイプなどのディメンション列に有効な値を指定できない場合は、それぞれにNO_BANK_VALUE、NO_BANK_ACCOUNT_VALUE、NO_LEGAL_ENTITY_VALUE、NO_CURR_VALUE、NO_TRANSACTION_TYPE_VALUEなどのデフォルト値を指定します。

資金ポジション・データ・インポートの処理方法

スプレッドシートでのデータの準備が終了した後、次を実行します。

  1. インストラクションおよびCSV生成タブのCSVファイルの生成ボタンをクリックして、3つのCSVファイルを含むZIPファイルを生成します。

  2. 生成されたZIPファイルをWebCenter文書リポジトリ(UCM)に転送します。fin$/cashManagement$/import$アカウントを選択します。

  3. ESSジョブ「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを発行します。

  4. 「プロセス詳細」画面の「インポート・プロセス」で、「資金ポジション・データ転送」を選択し、「データ・ファイル」でUCMのfin$/cashManagement$/import$リポジトリに転送されたZIPファイルの名前を選択します。ZIPファイルからのデータが、インタフェース表CE_CP_STMT_HEADERS_INT、CE_CP_STMT_LINES_INTおよびCE_CP_SYS_TRX_INTにロードされます。

  5. ZIPファイルからのデータが、インタフェース表CE_CP_STMT_HEADERS_INT、CE_CP_STMT_LINES_INTおよびCE_CP_SYS_TRX_INTにロードされます。

ESSジョブ「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」が正常に完了すると、ESSジョブ「資金ポジション・データ転送」が自動的に起動されます。このプロセスでは、インタフェース表から資金ポジション・トランザクション・キューブにデータがインポートされます。

銀行取引明細書のインポート中にエラーが発生した場合は、エラーを修正し、「銀行取引明細書インポート・エラーの修正」スプレッドシートを使用してキューブに再アップロードできます。

  1. 現金残高ダッシュボード・ページから、タスク・ペインに移動し、「銀行取引明細書インポート・エラーの修正」をクリックします。これにより、資金ポジション銀行取引明細書スプレッドシートが開きます。

  2. ワークシートには、インポートに失敗した行が事前に移入されます

  3. スプレッドシートでエラーをレビューして修正します。

  4. エラーを修正した後、「アップロードおよびインポート」ボタンをクリックします。

  5. 「ダウンロード」ボタンをクリックして、返される行があるかどうかを確認します。スプレッドシートが空の場合、すべての行が正常にインポートされています。

システム・トランザクションのインポート中にエラーが発生した場合は、「トランザクション・インポート・エラーの修正」スプレッドシートを使用して、エラーを修正してキューブに再ロードできます。

  1. 現金残高ダッシュボード・ページから、タスク・ペインに移動し、「トランザクション・インポート・エラーの修正」をクリックします。これにより、「資金ポジション・トランザクション」スプレッドシートが開きます。

  2. ワークシートには、インポートに失敗した行が移入されます。

  3. スプレッドシートでエラーをレビューして修正します。

  4. エラーを修正した後、「アップロードおよびインポート」ボタンをクリックします。

  5. 「ダウンロード」ボタンをクリックして、返される行があるかどうかを確認します。スプレッドシートが空の場合、すべての行が正常にインポートされています。