OAGIS 10.1 XML送信エラー

「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを実行してOAGIS 10.1 XML形式でトランザクションを送信した後は、XMLトランザクション送信のステータスをレビューします。必要に応じて、送信に失敗したトランザクションに対して訂正処理を実行します。

XMLトランザクション送信エラー

「トランザクションの管理」ページを使用して、XML形式で送信されたトランザクションをレビューします。「コラボレーション・メッセージング」を使用して、XML送信ステータスが「処理エラー」または「送信失敗」になっているトランザクションをレビューおよび修正します。

  • 「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページを使用して、XML送信ステータスが「処理エラー」になっているトランザクションのエラー詳細をレビューします。

  • 「失敗したコラボレーション・メッセージの管理」ページを使用して、XML送信ステータスが「送信失敗」になっているトランザクションのエラー詳細をレビューします。

ノート: 売掛/未収金XMLトランザクションが「送信進行中」ステータスのまま2時間を超えた場合、そのトランザクションのステータスは、次回の「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスの実行時に「送信失敗」に更新されます。「送信失敗」とマークされたXMLトランザクションを再処理するには、「含まれるトランザクション」パラメータを「失敗したトランザクション」に設定して「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを実行します。

インバウンドCBODコラボレーション・メッセージ

インバウンドCBODコラボレーション・メッセージは、「成功」、「エラー」または「その他」の通知コードを返します。この通知コードは、「トランザクションの管理」ページの「XML送信ステータス」列に表示されます。

CBOD通知コードは、「XML送信ステータス」列に次のように表示されます。

  • 「文書受領済」は「成功」に対応しています。

  • 「文書未受領」は「エラー」に対応しています。

  • 「不明な通知コード」は「その他」に対応しています。

この3つ以外のステータス・コードを顧客取引先が送信する必要がある場合は、「コラボレーション・メッセージング」作業領域の「B2B取引先の管理」タスクの「確認コードの管理」ページを使用して、顧客のコードを3つのステータス・コードのいずれかにマップできます。

ノート: コラボレーション・メッセージングには、サービス・プロバイダおよび取引先がCBOD通知の送信に使用できるCollaborationMessageServiceが用意されています。使用可能なURLを使用して、CollaborationMessageServiceの詳細にアクセスできます。

XMLトランザクション送信のエラーのレビュー

XML送信のエラーをレビューするには:

  1. 「トランザクションの管理」ページにナビゲートします。

  2. 「送信方法」フィールドが「XML」に設定されているトランザクションを検索します。

  3. スクロールして、「XML送信の準備完了」列と「XML送信ステータス」列を表示します。

  4. XMLトランザクションの「XML送信ステータス」列に「処理エラー」または「送信失敗」が表示されている場合は、コラボレーション・メッセージングを使用して失敗の原因を調べます。

  5. 「コラボレーション・メッセージング」作業領域にナビゲートします。

  6. ステータスが「処理エラー」の場合は、「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページにナビゲートします。

    「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページでこれらのトランザクションを再処理するか、またはトランザクションを取り消すことにより「送信失敗」ステータスに設定できます。

  7. ステータスが「送信失敗」の場合は、「失敗したコラボレーション・メッセージの管理」ページにナビゲートします。

    これらのトランザクションを再処理するには、「含まれるトランザクション」を「失敗したトランザクション」に設定して、再度「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを実行します。

XMLトランザクション送信のエラーの修正

「失敗したコラボレーション・メッセージの管理」および「未配信コラボレーション・メッセージの管理」タスクを使用して、アウトバウンド処理、文書取得およびインバウンド処理のエラーをレビューし、修正します。

XML送信のエラーをレビューおよび修正するには:

  1. 「コラボレーション・メッセージング」作業領域にナビゲートします。

  2. 「失敗したコラボレーション・メッセージの管理」ページまたは「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページのいずれかを開きます。

  3. 目的のXMLトランザクションを検索します。

  4. 「メッセージ」セクションで、「エラー・タイプ」列と「エラー・サブタイプ」列をレビューします。

    • 「エラー・タイプ」には、送信エラーのカテゴリ(「アウトバウンド処理エラー」、文書取得または「インバウンド処理エラー」)が表示されます。

    • 「エラー・サブタイプ」には、特定の送信エラーが表示されます。

この表は、各エラー・タイプおよびエラー・サブタイプに使用する訂正処理を示しています。

エラー・タイプ

エラー・サブタイプ

訂正処理

アウトバウンド処理エラー

コラボレーション・メッセージング・フレームワークが使用不可

  1. 「設定および保守」にナビゲートします。

  2. 「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページを開きます。

  3. 「オーダー-入金」ビジネス・プロセスに対してコラボレーション・メッセージングを有効にします。

  4. 「含まれるトランザクション」パラメータを「失敗したトランザクション」に設定して、「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを再実行します。

アウトバウンド処理エラー

アプリケーション・パートナ文書ステータスが使用不可

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「顧客アカウント・コラボレーション構成の管理」ページを開き、顧客アカウントを検索します。

  3. PROCESS_INVOICE_OUT文書の「関連ステータス」を「使用可能」に設定します。

  4. 「含まれるトランザクション」パラメータを「失敗したトランザクション」に設定して、「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを再実行します。

アウトバウンド処理エラー

外部パートナ文書が見つかりません

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「B2B取引先の管理」ページを開き、取引先を検索します。

  3. この取引先のPROCESS_INVOICE_OUT文書を定義します。

  4. 「含まれるトランザクション」パラメータを「失敗したトランザクション」に設定して、「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを再実行します。

アウトバウンド処理エラー

外部パートナ・メッセージが見つかりません

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「B2B取引先の管理」ページを開き、取引先を検索します。

  3. この取引先のPROCESS_INVOICE_COLLAB_MSG_OUTメッセージを定義します。

  4. 「含まれるトランザクション」パラメータを「失敗したトランザクション」に設定して、「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを再実行します。

アウトバウンド処理エラー

アプリケーション・パートナ文書ステータスが保留

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「顧客アカウント・コラボレーション構成の管理」ページを開き、顧客アカウントを検索します。

  3. PROCESS_INVOICE_OUT文書の「関連ステータス」を「使用可能」に設定します。

  4. 「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページを開き、XMLトランザクションを検索します。

  5. XMLトランザクションを再処理します。

アウトバウンド処理エラー

外部サービス起動失敗

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページを開き、XMLトランザクションを検索します。

  3. エラー摘要をレビューし、エラーの事由がWebサービスのURLであればそれを修正します。

  4. XMLトランザクションを再処理します。

アウトバウンド処理エラー

予期しないエラー

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページを開き、XMLトランザクションを検索します。

  3. エラー摘要をレビューし、エラーの事由を修正します。

  4. XMLトランザクションを再処理します。

アウトバウンド処理エラー

外部パートナ文書ステータスが「アクティブ」ではありません

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「B2B取引先の管理」ページを開き、取引先を検索します。

  3. この取引先のPROCESS_INVOICE_OUT文書ステータスを「アクティブ」に設定します。

  4. 「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページを開き、XMLトランザクションを検索します。

  5. XMLトランザクションを再処理します。

アウトバウンド処理エラー

外部パートナ・メッセージ・ステータスが「アクティブ」ではありません

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」ページを開き、サービス・プロバイダを検索します。

  3. このサービス・プロバイダのPROCESS_INVOICE_COLLAB_MSG_OUTメッセージ・ステータスを「アクティブ」に設定します。

  4. 「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページを開き、XMLトランザクションを検索します。

  5. XMLトランザクションを再処理します。

アウトバウンド処理エラー

アプリケーション・サービス起動失敗

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「未配信コラボレーション・メッセージの管理」ページを開き、XMLトランザクションを検索します。

  3. XMLトランザクションを再処理します。

文書取得

アプリケーション・パートナ文書が見つかりません

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「顧客アカウント・コラボレーション構成の管理」ページを開き、顧客アカウントを検索します。

  3. PROCESS_INVOICE_OUT文書を顧客アカウントに関連付けます。

  4. 「含まれるトランザクション」パラメータを「失敗したトランザクション」に設定して、「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを再実行します。

文書取得

アプリケーション問合せでレコードが返されませんでした

「含まれるトランザクション」パラメータを「失敗したトランザクション」に設定して、「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを再実行します。

インバウンド処理エラー

設定検証失敗

  1. 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域にナビゲートします。

  2. 「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」ページを開き、サービス・プロバイダを検索します。

  3. CONFIRM_BOD_COLLAB_MSG_INメッセージを定義して、このサービス・プロバイダのPROCESS_INVOICE_COLLAB_MSG_OUTメッセージに関連付けます。

インバウンド処理エラー

メッセージ・タイプ不明

  1. 外部パートナによって送信されたCBOD XMLのBusinessObjectDocumentタグのタイプがConfirmBODTypeであることを確認してください。

  2. 既存の文書は再処理できません。外部パートナがインバウンドCBODを再送信する必要があります。